オオヨモギ

ヨモギの王様

  • 草丈2mにも達する大型の草。 やせ地でも平気、 ただし高温には弱い。
    写真 / 2023.07.22 山梨県野辺山 I. Watanabe

  • 葉は濃い緑色、 深く切れ込みがある。
    写真 / 2023.07.22 山梨県野辺山 I. Watanabe

  • 葉の裏は綿毛がびっしりと生える。 この綿毛がモグサの材料となる。
    写真 / 2023.07.22 山梨県野辺山 I. Watanabe

  •  ヨモギの葉に比べ大型で,葉の基部はすっきりとして、 ヨモギのような托葉は見られない。
    写真 / 2023.09.01 山梨県大泉 I. Watanabe

  • こちらが、 ヨモギの葉。 葉の基部に小さな耳のような形の葉(托葉)がついている。
    写真 / 2023.08.15 長野県原村 I. Watanabe

  • 茎は太く、 がっしりとして、 毛深い。
    写真 / 2023.08.02 長野県原村 I. Watanabe

特徴

堂々たる風格 生命力にあふれていて、 葉の香が強く、 モグサとして利用されてきました。

タイプ : 多年草
大きさ : 高さは150~200cm 
花の時期 : 8月~10月
生える場所 : 山地
分布 : 北海道、 本州近畿地方以北、 南千島、 サハリン

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

注意点

葉の香が強く、 ヨモギ餅にすると美味なのですが、 人によってはアレルギー反応を引きおこします。 また、 花粉症の原因にもなりますので、 庭に植える際には、 ご近所迷惑にならないよう、 注意しましょう。

体験・遊び

モグサを作ってみよう。
葉を乾燥させて叩いて葉の裏の毛だけを集めたものが艾(もぐさ)です。 モグサ以外にも、 野菜のように食べたり、 お茶にしたり、 染物の原料にもなります。 化粧水、 石鹸、 マッサージオイルなど、 健康生活にとても役に立ちます。

執筆協力 : 渡邉勲