メナモミ

体のわりには、 小柄な黄色の花

  • 大きな株立ちとなり、 全部の葉が、 太陽光を浴びられるように交互に張り出す。
    写真 / 2017.09.30 千葉県千葉市 Akiyama

  • 上に付いているのが、 蕾。 ガクでしっかりおおわれている。 花が成長してくるとガクがひらき、 中から花弁が伸びだす。
    写真 / 2023.09.09 長野県原村 I.Watanabe

  • 中心部には尖った筒状の花、 周囲を取り巻くように、 舌状の幅広い花びらが付く。 先端は3個に分かれる
    写真 / 2023.09.09 長野県原村 I.Watanabe

  • 白く、 横に長く伸びる毛(開出毛)が密生する。
    写真 / 2017.09.30 千葉県千葉市 Akiyama

  • 黒く熟した種を包んでいるのは、 うろこ状の皮、 腺毛におおわれている。
    写真 / 2023.09.24 長野県原村 I.Watanabe

  • 表面、 ゴツゴツ。
    写真 / 2023.09.28 長野県原村 I.Watanabe

  • 茎には太い筋が発達して、 少しの風では倒れない。
    写真 / 2023.09.14 長野県原村 I.Watanabe

  • 葉の付け根には太い翼がある。 縁はギザギザしている。 ごわごわに見えるけど、 触ると柔らかい。
    写真 / 2023.09.06 長野県原村 I.Watanabe

  • 葉の柄にも太い筋があり、 葉をしっかりと支える。 腋の基部に、 水が溜まっている。
    写真 / 2023.09.09 長野県原村 I.Watanabe

  • 葉の裏、 葉脈が目立つ。
    写真 / 2023.09.09 長野県原村 I.Watanabe

特徴

背丈が1m以上になり、 枝分かれした茎の上部にたくさんの花を咲かせます。 花のまわりには、 毛虫のような腺毛が付いていて、 さわるとべたべたします。

 
タイプ : 1年草
大きさ : 高さは60~120cm 
花の時期 : 9月~10月
生える場所 : 山野、 荒地、 道端
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

薬草

庭一面にはびこり、 ひっつき虫として嫌がられていますが、 中国では全草を薬用にするようです。 動脈硬化や脳溢血の予防などに役立つとして、 栽培を推奨する市町村もあります。 また、 葉をゆでて水に曝し、 食用にします。

執筆協力 : 渡邉勲