ナカムラオニグモ

田んぼや水辺に多い北方系のクモ

  • メス。 腹部は白く黒い特徴的な紋。
    草の先端を丸めて作った住みかに潜む。
    写真 / 2023.11.15 千葉県市川市 MasakoT

  • 草の穂先の住みか。
    写真 / 2012.7.10 千葉県柏市 MasakoT

  • メス。 夕方から網をはる。
    写真 / 2023.3.22 千葉県市川市 MasakoT

  • メス。
    写真 / 2018.3.23 千葉市若葉区 MasakoT

  • オス。
    写真 / 2023.3.8 千葉市若葉区 MasakoT

  • オス。 触肢が膨らみ黒い。
    写真 / 2023.6.21 千葉県市川市 MasakoT

  • 住みか(左)と中にいたオス(右)。
    写真 / 2024.4.29 千葉県佐倉市 MasakoT

特徴

湿地でよく見かける北方系のクモ。 腹部は白っぽいものが多いですが、 全体に薄黒いものもいます。 昼間は草を丸めて作った住みかにいることが多く、 夕方になると、 まるい網を張ります。 名前はクモの研究者の中村正雄氏に因みます。
 
大きさ : 体長オス7~9mm メス9~12mm
食べ物 : 昆虫など
見られる時期 : ほぼ1年中
分布 : 北海道、 本州、 四国

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

分布に変化?

ナカムラオニグモの分布は、 おおよそ千葉市~下関市を結ぶラインの北側に生息していると言われています。 これは年平均気温15℃の線で、 「ナカムラオニグモ線」と呼ばれ、 植物の「ハマモト線」と一致しています。 温暖化により南限が北上しています。