ナカムラオニグモの分布は、 おおよそ千葉市~下関市を結ぶラインの北側に生息していると言われています。 これは年平均気温15℃の線で、 「ナカムラオニグモ線」と呼ばれ、 植物の「ハマモト線」と一致しています。 温暖化により南限が北上しています。
ナカムラオニグモ
田んぼや水辺に多い北方系のクモ
特徴
湿地でよく見かける北方系のクモ。 腹部は白っぽいものが多いですが、 全体に薄黒いものもいます。 昼間は草を丸めて作った住みかにいることが多く、 夕方になると、 まるい網を張ります。 名前はクモの研究者の中村正雄氏に因みます。
大きさ : 体長オス7~9mm メス9~12mm
食べ物 : 昆虫など
見られる時期 : ほぼ1年中
分布 : 北海道、 本州、 四国
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。