千葉市都市緑化植物園

セツブンソウ

節分とともに春を告げる花

  • 条件がよければ群生する
    写真 / kei

  • 白いガク、 黄色の花弁、 紫色のおしべ
    写真 / kei

  • 後ろ姿もはかなげ
    写真 / kei

特徴

早春、 木や他の草が茂る前に一足先に花を咲かせます。
他の植物が茂るころには種子を実らせ、 球根に栄養を蓄えて地上から姿を消すスプリングエフェメラル(春のはかないもの)の一つです。

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

花の構造

花弁のように見える白い部分は「がく」です。 花弁はY字型の棒状で先端が黄色になっており、 Y字の分岐の部分に蜜を出す蜜腺になっています。 紫色のヤク(袋状のもの)がついているのがおしべ、 茶色の棒状のものがめしべです。

  • おしべのヤクがはじけて花粉が出ている
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セツブンソウの見られるスポット

執筆協力 : 迫一慶

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