オオシロモンセセリ

南国の大きなセセリチョウ

  • はねを半開きにしてとまる。
    茶色のはねに白い模様。
    写真 / 2024.4.15 沖縄県恩納村 MasakoT

  • 裏ばねの地色は赤みを帯びる。
    写真 / 2024.4.15 沖縄県恩納村 MasakoT

  • 花によくやって来る。
    写真 / 2024.4.15 沖縄県恩納村 MasakoT

特徴

茶色のはねに白斑が目立つ大きなセセリチョウ。 海岸に近い林縁や人家の周辺で見られ、 花にやって来ます。
 
大きさ : 開張33~40mm
食べ物 : 幼虫はゲットウ、 ハナミョウガ、 アオノクマタケランなどショウガ科植物 成虫は花の蜜、 動物のフン、 熟した果実など
成虫が見られる時期 : 3~10月
分布 : 奄美大島以南

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。 ​

ゲットウ(食草)

オオシロモンセセリの幼虫はゲットウの葉を食べます。 沖縄では昔から親しまれてきたゲットウ。 ゲットウの葉で包んで蒸した餅「ムーチー」を、 家族の健康を願って旧暦の12月8日に食べる風習があります。 他に石けん、 化粧水、 健康食品など幅広く利用されています。

  • ゲットウの花。 沖縄でみられるショウガ科の植物。 沖縄ではサンニンと呼ばれる。
    写真 / 2024.4.17 沖縄県浦添市 MasakoT