イワヤシダ

ソーセージ!!!

  • 山地の湿ったスギ林などに生える。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 根茎を斜上から直立させて葉を出す。
    写真 / 2025.11 熊本県 S.Ikeda

  • 葉先。
    はっきりとした頂羽片がある。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 羽片。
    やわらかくて薄く、 大きく切れ込むことはない。
    表面に胞子のう群のつく部分が浮き出る。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 最下羽片。
    葉によっては一番長いことがある。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 葉裏。
    胞子のう群を脈沿いにハハハとつける。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 包膜は固く、 ノの字に曲がる。
    脈はフチに達しない。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 茶色く熟すと、 まさにソーセージになる。
    写真 / 2025.11 熊本県 S.Ikeda

  • 葉柄基部。
    幅広い茶色の鱗片が多い。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 葉軸。
    ごく短い毛が多い。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 新芽。
    みずみずしくてクルクル。
    写真 / 2024.6 岐阜県 S.Ikeda

  • 幼株。
    森林伐採や鹿食害の影響か、 各地で減少している。
    このような小さい株しか残っていないところもある。
    写真 / 2025.6 奈良県 S.Ikeda

特徴

まれに見られるシダ。 葉はやわらかい革っぽく、 切れ込みのない羽片をもつシンプルな姿をしています。 一番の特徴は葉裏の胞子のう群で、 茶色く熟しているときはソーセージに見えます。 イワヤは愛媛県中部の岩屋寺で発見されたのが由来で、 日本のイワヤシダ科は本種だけです。
 
葉の長さ : 30~130cm
観察の時期 : 春~秋(夏緑性)
生える場所 : 山地の湿った林内
分布 : 本州、 四国、 九州、 中国、 南アジア

※正確な(しゅ)の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。

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