成虫は初夏にあらわれ、 オスは冬が来る前に死んでしまいますが、 メスは越冬します。 メスは、 まだ寒い時期に、 河原の石の下などにたくさんの卵を産み、 卵にカビなどが生えないよう世話をし、 天敵から卵を守ります。 春早い時期にふ化した幼虫は、 メス親を食べて成長します。
コブハサミムシ
母の愛は強し!?驚きのハサミムシ
特徴
クギヌキハサミムシ科の仲間。 体色は赤褐色で、 はねの先端部は黄褐色。 オスのはさみの形には、 アルマン型(ふと短く強く湾曲)とルイス型(細長い)とよばれる2つの型があります。 前ばねの下には折りたたまれた後ばねをもち、 羽化の時期や越冬前に飛びます。
大きさ : 体長15~25mm
食べ物 : 昆虫など肉食寄りの雑食
成虫が見られる時期 : 4~10月
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。