フユシャクとは秋の終わりから早春の寒い時期にあらわれるシャクガの仲間のことです。 日本国内には35種類ほど生息しており、 冬の間、 種類が入れ替わりながらあらわれます。 オスははねがありますが、 メスははねが退化して飛ぶことができず、 フェロモンを出してオスを呼びます。 多くの成虫は、 口が退化しエサをとりません。
トギレフユエダシャク
トギレた翅が魅力的なフユシャク
特徴
早春に現れるフユシャク。 平地~山地に生息し、 雑木林などで見られます。 メスのはねは、 オスの半分ほどの長さで、 縁がギザギザしています。 羽ばたくことはできますが飛べません。 トギレエダシャクからトギレフユエダシャクに名前が変わりました。
大きさ : オス(開張)30~33mm メス(体長)10~14mm
食べ物 : 幼虫は広食性 成虫はエサを食べない
成虫が見られる時期 : 3~4月
分布 : 北海道、 本州、 四国、 九州
※正確な種の判定は、 形態を細部まで見る必要があります。