印西地域には、 四国八十八箇所霊場にならって「印西大師」と呼ばれる巡礼コースが設けられている。 この巡礼は、 1721年に開かれたとされ、 300年以上の歴史を有している。 現在も毎年4月1日から6日間にわたって巡礼行事が行われており、 結縁寺は第46番札所に位置付けられている。
お堂の内部には、 弘法大師(空海)の石像が2基安置されている。 印西大師の石像は、 弘法大師が座した姿で表され、 剃髪した頭に質素な僧衣をまとっている。 左手には数珠を持ち、 右手には密教の法具である金剛杵(こんごうしょ)を握っている。 格子の隙間からお堂の内部をのぞくと、 大師像が長い色とりどりの布に覆われているのが見える。 これらは巡礼者たちが「お大師様」との縁を結ぶ思いを込めて奉納したものと言われている。
この小さなお堂には、 真言密教の開祖であり、 日本で最も広く崇敬されている僧侶の一人、 空海が祀られています。 空海は、 亡くなった後に「弘法大師」の諡号を贈られ、 今もなお「お大師様」の名で親しまれています。 また、 現在は世界文化遺産に登録されている高野山を開いたことで広く知られています。
空海は仏教の教えを広めただけでなく、 建築や土木、 医療などにも深い知識を持ち、 人々の暮らしを支えたと伝えられています。 そのため、 各地には空海が人々を救ったという数多くの伝説や逸話が残され、 今なお語り継がれているのです。
印西大師の巡礼道
空海の金剛杵
伝説によれば、 大師が中国を離れる際、 金剛杵を拾い上げて東方へ力いっぱい投げたという。 さらにその後、 大師が修行道場にふさわしい場所を紀伊山地で探していた際、 その金剛杵が木の股に突き刺さっているのを発見したと伝えられている。 その場所が、 のちに高野山開創の地とされる。
