モリシマアカシア

ふわふわのクリーム色の花を咲かせる木

特徴

初夏にふわふわの小さなクリーム色の花をたくさん咲かせます。 葉は鳥の羽のようです。 オーストラリアやタスマニア原産の木です。 モリシマは日本語ではなく「柔らかい毛が多い」という意味のラテン語からきています。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

成長が早く、 あっという間に他の木を抜きさり、 20mにもなります。

  • 写真 / 2021.5.14 千葉県袖ケ浦市千葉県緑化推進拠点 EijiI

羽のような形をした葉っぱです。 葉っぱは全体に細かい毛がたくさん生えています。 これがモリシマ(=柔らかい毛が多い)の名前の由来になっていると思われます。
葉っぱの柄には腺体(小さな穴)があります。 ぜひルーペで見てみてください。

  • 小さな葉っぱが集まった羽のような葉
    写真 / 2021.5.13 千葉県袖ケ浦市千葉県緑化推進拠点 MayaN

  • 葉の柄には腺体(小さな穴)がある
    写真 / 2021.5.13 千葉県袖ケ浦市千葉県緑化推進拠点 MasakoT

小さなクリーム色のふわふわの花が沢山集まって咲きます。 甘い匂いが強いです。

  • 写真 / 2019.5.17 千葉県袖ケ浦市千葉県緑化推進拠点 EijiI

  • 糸状の花びらのようなものは、 沢山の雄しべ
    写真 / 2021.5.13 千葉県袖ケ浦市千葉県緑化推進拠点 MayaN

秋に実が入ったさやがたわわに実ります。

幹・枝

背が高い割には細いです。 幹は緑がかっています。 特に若い枝や幹は緑色に見えます。

  • 緑色の若い木の幹
    写真 / 2021.5.13 千葉県袖ケ浦市千葉県緑化推進拠点 MayaN

名前の由来

モリシマは日本語ではなく「柔らかい毛が多い」という意味のラテン語からきています。 「アカシア」はマメ科の木のことを指します。

その他の情報

良く知られているミモザ(=フサアカシア)とは、 近い仲間ではありますが、 異なる木です。

関わりが深い生き物

甘い香りの花にはどんな昆虫が来るでしょうか。
ヤガ科トモエガの仲間(カキバトモエ、 ハグルマトモエ、 オスグロトモエ)の幼虫は、 モリシマアカシアなどマメ科植物の葉を食べます。

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