大磯城山公園

エノキ

大きくなって木陰をつくってくれる木

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特徴

とても太く大きくなる木です。 昔は街道の一里塚や橋のたもとによく植えられました。 横に長い枝を伸ばすので、 街道を旅する人が木陰で休んだそうです。 秋の黄葉(こうよう)がきれいです。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

のびのびと枝がのびて丸い樹形になります。

  • 京都の鴨川の河岸に生えるエノキの大木
    写真 / MayaN

  • スダジイと2本一緒に生えているエノキの大木。
    写真 / MayaN

  • 都市公園でもいち早く成長して大きな木になる
    写真 / MayaN

葉の表面はツルツルで、 縁(ふち)には3分の1ぐらいだけギザギザがあります。
3本の太い葉脈が目立ちます。

  • 葉は上の方だけギザギザがあり、 三本の太い葉脈が目立つ
    写真 / MayaN

  • 秋には葉は真っ黄色に黄葉する
    写真 / MayaN

4月花が木全体に咲くので、 全体がうす黄色に見えます。 両性花と雄花が咲きます。

  • 両性花。 白い棒状のものが雌しべで数が少ない。 枝の先端に咲く。
    写真 / MasakoT

  • 雄花。 地味な色合いだが、 まとまって沢山咲くので目立つ。
    写真 / MayaN

  • 花は小さいけれど木全体に咲くので目立つ
    写真 / MayaN

完全に熟すと、 小さいけれど甘くて干しブドウのような味がします。 鳥の大好物です。

  • ちょっとシワがよった頃が食べごろ
    写真 / MayaN

  • 未熟な実
    写真 / MayaN

幹・枝

象の皮のような樹皮です。 割れ目が少ないです。

  • 写真 / MayaN

冬芽・葉痕

丸くて小さな冬芽です。 葉痕(葉の落ちた跡)は三角形です。

  • 新しい枝は毛むくじゃら。 そこに小さくて丸っこい冬芽がつきます。
    写真 / MasakoT

  • 丸くて芽鱗が重なった冬芽。 葉痕は三角形。
    写真 / MasakoT

人との関わり

昔、 村落の出入口付近には道祖神や祠が祭られ、 そこにエノキが植えられました。 それは古来よりエノキが邪霊を避ける樹と信じられていたこと、 大きく枝を広げ、 木陰が沢山できること、 食用としての実がなること等によるものであったと思われます。 ( 千葉県の巨樹・古木紹介シリーズ15 「泉自然公園のエノキ」より)

  • エノキの根元で今も大切にされる祠。
    写真 / MayaN

大磯城山公園 基本情報