東葛飾中学高等学校

クロマツ

海辺に生える力強い松

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特徴

【生物基礎・冬季編対象①】
高木で海岸沿いに生えるマツ。 樹皮が黒っぽく、 冬芽が白く、 葉は硬い。
対照的にアカマツは樹皮、 冬芽が赤っぽく、 葉はやわらかめで、 山沿いに生え、 陽樹林を形成する。

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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

元々海辺に生えるため、 風に耐える力強い樹形です。

  • 海辺では曲がって風に耐える
    写真 / MayaN

  • 海の近くに植えられたクロマツ
    写真 / MayaN

  • 庭では手入れされ、 きれいな形の木が多い
    写真 / MayaN

2本の針のような葉がセットになった葉です。 硬くて先がとがっています。
この葉っぱで松葉相撲が出来ます。

  • 写真 / EijiI

雄花は、 触ると粉のような花粉が飛びます。 雌花は小さな松ぼっくりのような形。 新しい枝の先端につきます。 これが受粉して松ぼっくりになります。

  • 雌花は新しい枝の先端につき、 雄花はその付け根に咲く
    写真 / MayaN

  • 雄花は、 風でゆれると煙のような花粉を出す
    写真 / MayaN

  • 雌花は小さな松ぼっくりのよう
    写真 / MayaN

春に咲いた花が1年半かかって翌年の秋に実ります。

  • クロマツの松ぼっくり
    写真 / MayaN

  • 松ぼっくりは枝に下向きにつくことが多い
    写真 / MayaN

  • クロマツの松ぼっくり(左)とアカマツの松ぼっくり(右)。 クロマツの方が大きい。
    写真 / MayaN

幹・枝

沢山の裂けめのある、 ゴツゴツした幹です。

  • 写真 / MayaN

名前の由来

幹が赤味がかったアカマツに対して、 幹が黒っぽいことからクロマツと呼ばれます。

その他の情報

不老不死や夫婦円満の象徴とされておめでたい木とされています。

性格

クロマツは光が大好きすぎて、 土が良い場所では他の木との競争が激しくなるので、 海岸などやせた土地をあえて選びます。 そんな場所でも菌根菌(キノコ)という協力者がたくさんいて、 生長を助けてくれます。 ただ、 焚火痕にはえるツチクラゲと言うキノコは苦手です。

体験・遊び

マツボックリは乾くと開き、 水につけると閉じます。 乾いた晴れた日に中の種を遠くに飛ばすために、 雨の日はしっかり閉じます。 そんなマツボックリにお花を挿して、 生け花をしてみましょう。 アカマツ、 ダイオウマツ、 ゴヨウマツのマツボックリでもできます。

  • 乾いたマツボックリと水をつけたマツボックリ
    写真 / minaei

  • 容器に水とマツボックリを入れ、 20分ぐらいしたら閉じはじめるので花を挿す
    写真 / minaei

  • おわんサイズの入れ物が良い
    写真 / minaei

  • 春の小さな草花など観察できる
    写真 / minaei

  • 人形や虫など作ったり自由
    写真 / minaei

関わりが深い生き物

市街地でも見られる松の葉を食べるマツカレハ(ガ)の幼虫は、 マツケムシと呼ばれ、 毒があるので注意です!
松ぼっくりや葉に住み着く虫やクモを食べに、 シジュウカラ類など鳥がやってきます。
イスカという鳥はくちばしの上下が交差しており、 上手にタネを取り出します。

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