2~3mの背の低い木です。時には8mになることもあります。
市街地で低木の街路樹としてよく植えられます。

トベラ
節分に鬼よけに扉にかける木

トベラの特徴
自然では海辺に沢山生えます。
初夏に咲く白い花は爽やかな香りがします。
秋にできる真っ赤な種は、あざやかで目立ちます。
葉や若い枝を切ると独特な匂いがします。この匂いが鬼よけになるということで、節分に扉(とびら)にかける風習があります。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
葉は5-10cm。表面に固く光沢があって、縁(ふち)が少し丸まるのが特徴です。
花
初夏に咲く白い花は、すがすがしい香りがします。香りはとても強いです。
実
秋に実が熟すと割れて赤いネバネバの実が出てきます。
この種は実を食べに来た鳥の嘴(クチバシ)などにくっついて遠くに運ばれると言われています。
名前の由来
葉や枝を切ると独特な臭いが鬼よけになるということで、節分に扉(とびら)にかける風習があります。
そこから扉(とびら)→トベラとなったと言われています。
関わりが深い生き物
トベラキジラミ(約3mm)というカメムシの仲間が見られます。葉をそっとめくり、葉の裏にいる小さなセミのような虫を探してみましょう。幼虫は白いひも状のものをつけています。赤い実を食べにメジロがやって来ます。
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