高さ3~6m、 こんもりと丸い木が多いです。
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特徴
花の香りは、 とても華やかで秋が来たことを教えてくれます。 キノコ狩りをする人はキンモクセイの花の香りからキノコがとれる季節がきたと感じるそうです。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
少し細長く光沢がある固い葉っぱです。
花
葉の付け根にフルーティーな香りの小さな花が沢山さきます。
雄花(おばな)しか咲きません。
キンモクセイの花のお茶や花を漬けこんだ桂花陳酒(けいかちんしゅ)というお酒があります。
実
雄花しかないため実がなりません。
幹・枝
どうぶつの犀(さい)の皮に似ています。
冬芽・葉痕
枝先にも、 枝の途中にも、 たくさんの芽が用意されています。 枝の途中に縦に並んでいる芽の上の方の芽から花が咲きます。
名前の由来
花が金色なので「キン」。 木の皮が動物の犀(サイ)の肌に似ているから金木犀(キンモクセイ)となったと言われています。
その他の情報
キンモクセイは中国原産の樹木で日本には雄株のみが植えられています。 そのため実はなりません。
性格
キンモクセイの葉はしわが多くて地味なタイプですが、 小さな花はかわいくて香りが良いです。 雄の木しかないですが、 秋に2~3回咲くことがあります。 気候が不安定なときに何度か分けて花を咲かせますが、 オスしかいないので切ないです。 バッサリ切られても切り株から枝を出し、 数年後また咲きます。 割としぶとく、 強い木です。
体験・遊び
キンモクセイの花は食べられます。 花の味自体はないですが、 花のよい香りを生かすためになるべく熱を加えすぎないのがコツです。 ゼリーに入れるととてもきれいです。
関わりが深い生き物
マエアカスカシノメイガという小さなガは、 市街地でも見られ、 庭木にもやって来ます。
ヘリグロテントウノミハムシが葉を食べることがあります。
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見られる場所
執筆協力 : 岩谷美苗