細い枝をたくさん出し、 華奢(きゃしゃ)な木に見えますが、 高さ10mほどにもなります。
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特徴
秋になる実は、 美容と健康によいとされ世界の多くの国々で食べられます。 中国では世界三大美女と言われる楊貴妃(ようきひ)が好んで食べたとも言われています。
また葉っぱには特有の成分が含まれていて、 かむとしばらく甘味が感じにくくなります。
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以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉の長さは2-4cm。 3本の脈が目立つ丸みのある葉っぱです。
ジジフィンという成分が含まれていて、 かむとしばらく甘味が感じにくくなります。
花
葉っぱの付け根に小さなかわいい花が咲きます。
実
実はちょっと赤くなったぐらいが甘くて食べごろ。 真っ赤になった実は食べごろを過ぎています。
美容と健康によいとされ、 地中海沿岸から東アジアまで世界の多くの国々で食べられています。 生でも食べられますし、 乾燥させた実もよく食べられます。
幹・枝
たくさんの深い割れ目が入ります。 トゲがあるので、 触る時は気をつけてください。
冬芽・葉痕
赤い毛むくじゃらの冬芽です。
人との関わり
実は利尿や強壮作用があると言われ、 乾燥させた実が薬として用いられます。 韓国の薬膳料理のサムゲタンや杏仁豆腐などにも入っています。
また木材は、 彫刻などに使われます。
名前の由来
初夏に芽を出すことからナツメと言われれています。 (実際にはそれほど芽出しは遅くないです。 )
その他の情報
お茶の道具の棗(なつめ)は、 抹茶を入れるのに用いる茶器。
形がナツメの実に似ているので名前がつきました。
関わりが深い生き物
花には蜜があり、 ハチ、 アリなどいろいろな昆虫ががやって来ます。
野鳥が実を食べに来ます。