街や公園に植えられている木は1m程度に刈り込んであることが多いです。
自然で成長するともっと大きくなります。

ドウダンツツジ
花は満天の星空、紅葉は燃える炎のよう

ドウダンツツジの特徴
春、葉が出ると同時にスズランのような白い可愛らしい花が木全体に咲きます。秋は真っ赤な紅葉は、燃えているかのよう。モミジに負けずとも劣らない美しさです。
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
細かい鋸歯(葉の縁のギザギザ)のあるひし形の葉っぱが、枝の先にぐるっと輪になってつきます。
秋の紅葉は鮮やか。モミジに勝るとも劣らない美しさです。
花
スズランのような小さな花をたくさん咲かせます。
実
上向きの袋状の果実が出来ます。熟すと割れて中から小さな種が沢山出てきます。
幹
幹は灰色で不規則に剥がれ、剥がれた部分は緑色です。
冬芽
真っ赤な冬芽は、ろうそくの炎のようです。
人との関わり
もともとは西日本に自生していたヒロハドウダンツツジが品種改良され、明治時代以降、日本全国で植えられるようになりました。
今では、公園や道に沢山植えられています。
名前の由来
幹から枝が分かれる様子が、昔、夜の灯りとして使われていた「結び灯台」の脚に似ていることから、「灯台」→ドウダンとなりドウダンツツジと呼ばれるようになったと言われています。
関わりが深い生き物
小さな下向きに咲いている花に、ハチや甲虫などたくさんの昆虫たちが集まってきます。植栽のドウダンツツジが増え、コウチスズメが見られるようになりました。
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