手賀沼自然ふれあい緑道

ドウダンツツジ

花は満天の星空、 紅葉は燃える炎のよう

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特徴

春、 葉が出ると同時にスズランのような白い可愛らしい花が木全体に咲きます。 秋は真っ赤な紅葉は、 燃えているかのよう。 モミジに負けずとも劣らない美しさです。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

街や公園に植えられている木は1m程度に刈り込んであることが多いです。
自然で成長するともっと大きくなります。

  • 植物学者の牧野富太郎氏自身が植えた木。 高さ4mほど。
    写真 / MayaN

  • 紅葉の時期は真っ赤に燃えるよう
    写真 / MayaN

  • 街に植えられている木は、 丸く刈られていることが多い
    写真 / MayaN

  • 爽やかな感じの夏の姿
    写真 / MayaN

細かい鋸歯(葉の縁のギザギザ)のあるひし形の葉っぱが、 枝の先にぐるっと輪になってつきます。
秋の紅葉は鮮やか。 モミジに勝るとも劣らない美しさです。

  • ひし形の葉っぱは短い枝の先に輪状につく。
    写真 / MayaN

  • 秋は真っ赤に紅葉する(木によっては、 あまり赤くならない場合もあります)。
    写真 / MayaN

スズランのような小さな花をたくさん咲かせます。

  • スズランのような花が木全体に沢山咲く
    写真 / MayaN

  • スズランか提灯のような形の花
    写真 / MayaN

  • 冬芽から花と葉が一度に出てくる瞬間。 魔法のよう。
    写真 / MasakoT

上向きの袋状の果実が出来ます。 熟すと割れて中から小さな種が沢山出てきます。

  • 上向きにつく袋状の実
    写真 / MasakoT

  • 実は熟すと割れて小さな種が沢山出てくる
    写真 / MasakoT

幹・枝

幹は灰色で不規則に剥がれ、 剥がれた部分は緑色です。

  • 写真 / MayaN

冬芽・葉痕

真っ赤な冬芽は、 ろうそくの炎のようです。

  • 写真 / MasakoT

  • 写真 / MayaN

人との関わり

もともとは西日本に自生していたヒロハドウダンツツジが品種改良され、 明治時代以降、 日本全国で植えられるようになりました。
今では、 公園や道に沢山植えられています。

名前の由来

幹から枝が分かれる様子が、 昔、 夜の灯りとして使われていた「結び灯台」の脚に似ていることから、 「灯台」→ドウダンとなりドウダンツツジと呼ばれるようになったと言われています。

関わりが深い生き物

小さな下向きに咲いている花に、 ハナバチや小さな甲虫などが集まります。 ハナバチは逆さまになってとまり、 体やあしに花粉をつけて飛び立ちます。

  • ヒゲナガハナバチが逆さになって花粉と蜜を集める。
    写真 / MasakoT

  • 雄しべが揺すられて、 ハチの口の周囲に花粉がつく。
    写真 / MasakoT

  • セイヨウミツバチが逆さになりとまる。
    写真 / MasakoT

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