落葉低木樹であり、 人よりやや高いくらいの高さ(2~5m)になります。
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特徴
黄色い花は冬枯れの風景を明るくします。 甘い香りが強く、 この香りで数少ない虫を招きます。
ロウバイよりも花が大きく、 花(花被片)の内側が黄色であるのが特徴です。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
表面はざらざらで触ると紙を触っているような独特な触り心地です。
対生(茎に2枚ずつ向かい合って葉が付く)です。
葉は卵形または長楕円形をしています。 先端は尖り、 鋸歯(葉の縁のギザギザ)はありません。
花
1~2月頃に、 葉よりも先に、 香りのある黄色い花をつけます。
ロウバイよりもやや大きく、 花の中央部まで黄色いのが特徴です。
(ロウバイは、 花の中央部が暗褐色になります。 )
実
実(偽果)は、 木のように固く、 表面は細かい毛が生えていてビロードです。 中にはゴキブリの卵そっくりの種(そう果)が入っています。
幹・枝
灰褐色の幹で小さな皮目(ひもく)が縦に断続的に並んでいます。
冬芽・葉痕
対生(茎に2枚ずつ向かい合って葉が付く)です。 卵形をしています。
花芽はほぼ球形に近く、 どちらの芽にも毛が生えています。
名前の由来
「ロウバイ」は、 花びらが「蝋細工の梅」のようであるためにこの名になったと言われています。
また、 ソシンは「素芯」と書き、 園芸では「花の芯まで同じ色であること」を指します。
性格
ロウバイの品種なので、 見かけはロウバイより洗練されています。 もともとは太古の時代に生まれた樹木なので、 実の形など原始的な雰囲気です。 長く生き残ってきただけあって、 どんな場所でも割と順応してなかなかしぶとく頑張ります。
体験・遊び
枝を切って水につけると樹液が出ます。 でも明るい場所では見えません。 薄暗い場所で、 UVライトなどの紫外線の多い光を当てると見ることができます。 枝の樹液で紙に文字を書いてUVライトを当てると、 光る文字になります。 この樹液が何かはわかっていません。
紙は蛍光剤が入っていない紙を使いましょう。 再生紙は蛍光剤が入っていることが多いので、 紙が光って文字が目立ちません。
トネリコの体験・遊び参照
関わりが深い生き物
花の香りに誘われて、 ハエ、 ヒラタアブ、 カスミカメムシなど成虫で冬を越す虫たちがやって来ます。
穏やかで暖かい日、 花にどんな虫がやって来るのか観察してみましょう。
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