幹は地面を這うか斜め上に伸び、よく枝を出し、棘がある落葉低木です。

クサボケ
クサというけど草じゃない

クサボケの特徴
名前にクサとついてますが実は木です。草のように小さいのにウメのような赤く華やかな花が咲きます。
実は渋くて酸味が強く堅いですが、果実酒などにして香りや酸味を楽しみます。
※花が終わった後に地上部が刈り取られ、実が見られない緑地もあります。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
葉は、根元がシュッと細くなったくさび形です。縁はギザギザとのこぎり状です。
花
春、朱赤色の花が2~5個ずつ付きます。
両性花と雄花が混合で咲きます。両性花は中心に雌蕊が目立ちます。
実
ナシのような実がなります。直径3~4㎝のゆがんだ球形です。香りも良いのですが、渋くて酸っぱくて、そのままでは食べられません。果実酒にして食べられます。
幹
幹には棘があります。若い枝にはねじれて倒れた毛が密生します。この毛が枝に根元の部分だけ残り小さな突起になります。
冬芽
冬芽の様子。赤くて目立つ。
名前の由来
ボケに似ていて小型の低木なので草の名が付きました。ボケは外来種ですが、クサボケは元々日本にある在来種です。
その他の情報
日本固有の種であり、本州及び九州の日当たりのよい丘(丘陵地)から山地に自生します。
体験・遊び
実は果実酒に利用されたり、塩漬けや焼酎付けにして食べます。