緑化(りょくか)推進(すいしん)拠点(きょてん)千葉(ちば)

イヌツゲ

(もと)はボサボサ、 どんな(やく)でもこなす俳優(はいゆう)

この()親友(しんゆう)登録(とうろく)

マイページの樹木(じゅもく)(ちょう)親友(しんゆう)マーク付き(つき)ます。

特徴(とくちょう)

(えだ)ぶりが(みつ)なので、 刈り(かり)こんで動物(どうぶつ)などに形作ら(かたちづくら)れます。 (ぎゃく)言う(いう)と、 形作ら(かたちづくら)れている小さい(ちいさい)()()はだいたいイヌツゲです。 (やま)では気まま(きまま)(えだ)ぶりを見せ(みせ)ていますが、 整え(ととのえ)られてもそれはそれで、 与え(あたえ)られた(やく)演じる(えんじる)柔軟(じゅうなん)()です。 ときどき(もと)()てボサボサになるので監督(かんとく)植木(うえき)())に注意(ちゅうい)されます。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

生垣(いけがき)庭木(にわき)として刈り(かり)こまれていることが多い(おおい)()です。 公園(こうえん)などでは動物(どうぶつ)などの(かたち)になっていることもあります。

  • 日向(ひなた)でのびのびしている(もと)姿(すがた)(ぎゃく)にレア?
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 生垣(いけがき)にもなり、 (げい)幅広(はばひろ)さを感じる(かんじる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • こんな感じ(かんじ)刈り込ま(かりこま)れ、 小さい(ちいさい)()ならイヌツゲ
    写真(しゃしん) / minaei

  • 駐車(ちゅうしゃ)(じょう)マークに刈り込ま(かりこま)れたイヌツゲ
    写真(しゃしん) / minaei

()

光沢(こうたく)のある小さな(ちいさな)葉っぱ(はっぱ)(えだ)に対し(にたいし)交互(こうご)付き(つき)ます。 この葉っぱ(はっぱ)小さ(ちいさ)さがいろんな場面(ばめん)でゆう(つう)がきく秘けつ(ひけつ)()によって大き(おおき)さや(かたち)違い(ちがい)があります。

  • 浅い(あさい)ぎざぎざがある厚い(あつい)()
    写真(しゃしん) / MayaN

(はな)

小さな(ちいさな)白い(しろい)(はな)雄花(おばな)雌花(めばな)別々(べつべつ)()咲き(さき)ます。 雄花(おばな)花粉(かふん)作る(つくる)役目(やくめ)終われ(おわれ)落ち(おち)ますが、 雌花(めばな)受粉(じゅふん)()()作る(つくる)ので落ち(おち)ません。

  • 雄花(おばな)咲く(さく)のは(ゆう)()
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 雌花(めばな)咲く(さく)のは(めす)()
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 小さく(ちいさく)てかわいい(はな)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 役目(やくめ)終え(おえ)てたくさん落ちる(おちる)雄花(おばな)
    写真(しゃしん) / MayaN

()

黒く(くろく)光沢(こうたく)のある()(めす)()実り(みのり)ます。 黒く(くろく)てつやッとしているのは(とり)見つけ(みつけ)てもらうためのアピールです。 (とり)食べ(たべ)てもらえば、 (たね)遠く(とおく)まで運ん(はこん)でもらえますから!

  • 熟し(じゅくし)かけている(みのる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (とり)にアピール、 黒く(くろく)てつややかな()
    写真(しゃしん) / minaei

(みき)

(かわ)()多め(おおめ)樹皮(じゅひ)生垣(いけがき)などで枯れ(かれ)ている(えだ)黒い(くろい)ものが付い(つい)ていたら、 イヌツゲ(えだ)枯れ(かれ)(びょう)可能(かのう)(せい)もあります。

  • (かわ)()がやや多い(おおい)樹皮(じゅひ)
    写真(しゃしん) / minaei

  • イヌツゲ(えだ)枯れ(かれ)(びょう)枯れ(かれ)(えだ)
    写真(しゃしん) / minaei

冬芽(とうが)

刈り(かり)こまれると()発生(はっせい)時期(じき)定まら(さだまら)ないようで、 あったりなかったりします。

  • こげ茶色(ちゃいろ)小さな(ちいさな)()
    写真(しゃしん) / mainaei

(ひと)との関わり(かかわり)

(えだ)(みつ)出る(でる)ので、 トピアリーを作る(つくる)()として利用(りよう)されます。 この(えだ)ぶりは(たまご)産み付け(うみつけ)やすいとイカにも好ま(このま)れ、 福岡(ふくおか)ではイカ(りょう)にも使わ(つかわ)れているそうです。

  • 飛び立つ(とびたつ)(とり)のように刈り込ま(かりこま)れたトピアリー
    写真(しゃしん) / minaei

名前(なまえ)由来(ゆらい)

くしや印鑑(いんかん)使わ(つかわ)れるツゲとに()ているけれど、 ツゲとは違う(ちがう)という意味(いみ)で「イヌ」がついたと言わ(いわ)れています。

  • ツゲ(ホンツゲ)
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性格(せいかく)

イヌツゲは枝葉(えだは)などが変わり(かわり)やすい()で、 ()丸い(まるい)マメツゲ、 (しん)()黄色い(きいろい)キンメツゲなどいろいろ品種(ひんしゅ)があります。 自然(しぜん)(りん)(なか)では自由(じゆう)(えだ)広げ(ひろげ)(もと)はボサボサ(けい)。 しかし、 決まっ(きまっ)(かたち)刈り(かり)こまれても、 自由(じゆう)求め(もとめ)騒ぐ(さわぐ)わけでもなく、 その(やく)をこなします。 あるときは動物(どうぶつ)、 ある(とき)文字(もじ)
俳優(はいゆう)さんが普段(ふだん)はまったく目立た(めだた)ず、 (やく)でイメージが変わる(かわる)ように演じる(えんじる)()です。

  • イヌツゲの園芸(えんげい)品種(ひんしゅ)ホウキイヌツゲ
    写真(しゃしん) / minaei

体験(たいけん)遊び(あそび)

イヌツゲは小さい(ちいさい)()ですが、 つまようじでひっかくと(きず)黒く(くろく)変わり(かわり)ます。 ()(なか)のタンニンという物質(ぶっしつ)黒く(くろく)なるからです。
()書ける(かける)葉っぱ(はっぱ)言え(いえ)ばタラヨウが有名(ゆうめい)ですが、 意外と(いがいと)変色(へんしょく)する()()にもあります。 イヌツゲは小さい(ちいさい)けれど丈夫(じょうぶ)()なので、 ()書い(かい)器用(きよう)さを競っ(きそっ)てみてはいかが?

  • 傷つけ(きずつけ)てもすぐには黒く(くろく)変わら(かわら)ない。 待ち(まち)ましょう
    写真(しゃしん) / minaei

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

()大きく(おおきく)ふくらんだイヌツゲメタマフシという(むし)こぶができることがあります。 キジバトやツグミ(るい)といった野鳥(やちょう)黒い(くろい)()食べ(たべ)やって来(やってき)ます。

タップすると詳細(しょうさい)()られます

執筆(しっぴつ)協力(きょうりょく) : 岩谷(いわたに)美苗(みな)

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