亀戸中央公園

カクレミノ

天狗のうちわのような面白い形の葉っぱ

この木を 親友 に登録

マイページの樹木帳に親友マーク が付きます。

特徴

天狗のうちわのような面白い形の大きな葉っぱがつきます。
その葉が鬼や天狗がはおると隠れることができる蓑に似ているということで隠れ蓑(かくれみの)という名前がつきました。
同じ木でも色んな形の葉っぱがあります。 特に大きな木には切れ込みのない普通の形の葉っぱが多くなります。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

森の中に低木がみられます。
時には高木に育つ木もあります。

  • 森の中で低木として生える
    写真 / MayaN

  • 若い木(または剪定されて小さくされた木)には切れ込みの多い大きな葉がつく
    写真 / MayaN

  • 森の中で葉が見えないほど高木に成長したカクレミノ
    写真 / MayaN

若い木はには、 先が三つ四つに裂けている面白い形の大きな葉が多いです。 木が大きく成長してくると、 裂けていない普通の形の小さめの葉が多くなります。

  • 若木には大きくて裂け目の多い葉がつく。
    写真は秋に黄葉して落ちた葉。
    写真 / MayaN

  • 木が成長すると裂け目のない小さめの葉が増える
    写真 / MayaN

  • 常緑の木だが秋になると古い葉が黄色くなって落ちる
    写真 / MayaN

真夏に咲きます。 緑色で目立たない花ですが、 虫に大人気。 ぜひ見つけてください。
花には両性花と雄花があります。

  • 小さな緑の両性花。 良く見るとちゃんと5枚の花びらがあり可愛らしい。
    写真 / MayaN

  • 雄しべと花びらが落ちて雌しべだけになった花に蜜を探しに来た虫。
    写真 / MayaN

  • 咲き切った雄花の拡大。 花の下の膨らみが小さい。
    写真 / MayaN

黒く熟します。 小さな実が丸く集まって実っている様子はくす玉のようです。
ヒヨドリなどの鳥が大好きでよく食べにきます。

  • 実は紫から黒に熟していきます。
    写真 / MayaN

  • 一房の実の数は、 少ないものから多いものまで色々です。
    写真 / MayaN

  • 未熟な実。 まるでくす玉のよう。
    写真 / MayaN

幹・枝

白っぽい幹です。

  • 白っぽい幹
    写真 / MayaN

冬芽・葉痕

枝先にぐるりとつく葉の真ん中に、 ずんぐりした水滴型の小さな芽があります。 何枚かの葉が落ちたところには、 ブーメラン型の葉痕が互い違いに並びます。

  • 元気な芽が伸びてこようとしている。
    写真 / MasakoT

  • 枝先にぐるりとついていた葉が落ちると、 ブーメラン型の葉痕が並ぶ。
    写真 / MasakoT

  • 葉痕には、 維管束痕がきれいにポツポツと並んでいる。
    写真 / Tamacha

名前の由来

深く切れ込みの入った葉が鬼や天狗がはおると隠れることができる蓑に似ているということで隠れ蓑(かくれみの)という名前がつきました。
狂言の「節分」というお話があります。 その中で鬼が好きになった人に隠れ蓑をとられてしまう、 という内容が出てきます。

関わりが深い生き物

花にはたくさんののチョウやハチなどの昆虫が集まりますが、 スズメバチもこの花が好きです。 ご注意を!
アオモンツノカメムシが実を食べに訪れます。
ヒヨドリなどの鳥が実を食べて、 フンと一緒にタネをまきます。

タップすると詳細が見られます

亀戸中央公園 基本情報