大磯小学校

クロガネモチ

冬、 真っ赤な実がすごく目立つ

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特徴

沢山実る赤いピカピカの実が小さいけれど沢山みのるので目立ちます。 秋にみのった実は冬になっても長い間木についています。 「苦労せず金持ちになる」に通じるネーミングから縁起木として知られています。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

公園などに植えられている木は3mぐらいが多いです。 自然だと10m程度になり、 場合によって20mほどに成るものもあります。

  • 冬の公園に彩りを添えるクロガネモチ
    写真 / MayaN

  • 森の中で10m以上に大きく成長したクロガネモチ。 街中の植栽木とは全然違う雰囲気。
    写真 / MayaN

6~10cmで厚みのある光沢のある葉です。 両面ともに毛はなく、 葉柄(ようへい・葉と茎を接続している小さな柄状の部分 )が紫色を帯びています。

  • 光沢がある葉
    写真 / MasakoT

雄花と雌花が別々の木に咲きます。 小さな白または淡い紫色の花をたくさん咲かせます。

  • たくさん集まって咲く雌花
    写真 / MayaN

  • 雌花を拡大したところ
    写真 / MayaN

  • 雄花。 雄花の方が派手な木が多いが、 クロガネモチの雄花は雌花より少し地味。
    写真 / MayaN

  • 雄花。 花びらは後ろに反り返って見えない。 雄木は植栽では少ない。 ぜひ見つけてみよう。
    写真 / MayaN

球形で長さ6㎜ぐらいです。 実は夏から大きくふくれ、 11~12月頃全部の実が真っ赤になります。 そのまま冬になっても長い間木についていますが、 春前に鳥が食べてしまうことが多いです。
クロガネモチの実は苦いので、 鳥は他の食べ物がなくなったころに食べにくると考えられます。 (中にはずっと実が残る木もあります。 )

  • 赤と濃い緑色の葉のコントラストが美しい
    写真 / EijiI

  • 赤い実は長い間木に残っている
    写真 / MayaN

  • 小さな実が数個ついた房が沢山集まって物凄い数の実がなる。
    写真 / MayaN

  • 実の中には細長い種が4~6個入っている。
    写真 / MayaN

  • 赤く熟す前に実は黄色い。 これもまた綺麗。
    写真 / MayaN

幹・枝

なめらかな灰白色の樹皮で、 皮目(かわめ・樹皮の裂け目)があります。

  • 写真 / MayaN

人との関わり

モチノキやヤマグルマと同じく樹皮からは鳥もちや染料を取れます。 また、 材は農具の柄に使われます。

名前の由来

モチノキに似ていて、 新しい枝が黒鉄色(赤っぽい茶色)だから、 クロガネモチという名前になったといわれています。

  • 今年出た枝は赤紫色。 これが「クロガネ」と名前についた理由。
    写真 / MayaN

関わりが深い生き物

冬になると、 ヒヨドリなどがやって来て、 赤い実を食べますが、 遅くまで実が残っていることがあります。 きっと、 クロガネモチの実はおいしくないのでしょう。

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