見沼田んぼ川口

コウメ

小さな実のなるウメ

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特徴

ウメの一変種です。 早春に白い香りの良い花を咲かせます。 果実は直径2〜3センチメートルくらいと小さくよく梅干にされます。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

  • Peak Season
  • Blossom
  • Leaf
  • Fruit
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見頃

高さ

小高木 (5~10m)

花の性別

雌雄同株

分布

全国

生息地

分布

全国

生息地

学名

Prunus mume var. microcarpa

樹形

高さ5~10m、 直径20~30㎝になります。

新しい緑色の枝に互い違いに葉がつきあます。 葉に長さは4~9㎝で楕円形で、 先端は急に狭くなり尖り、 縁はギザギザとしています。 両面ともにわずかな毛があります。

2~3月頃、 葉の展開前に開花します。 前年の枝に直径2~3㎝の花が1~3個ずつまとまって咲きます。 花にいい香りがあり、 ふつうは白色で一重です。 ウメよりは雄しべが多く、 花粉用の木として植えられることがあります。

6月ごろに、 黄緑色で直径は2~3㎝のほぼ球形の実がなります。 表面にはビロード状の毛が密生します。 中の核は堅く、 扁平な楕円形で無数の小さな穴が開いています。
ウメより核が薄く、 実がなりやすく、 その名の「コウメ」のように果実が小さいのが特徴です。

幹・枝

幹は樹齢を重ねると樹皮は縦に粗く裂けます。 樹皮は暗灰色だが材は暖色系で、 目が細かくて硬いです。 新しい枝は緑色でほとんど毛はなく、 ルーペで見ると白っぽい細かい点が無数にあります。

人との関わり

現在コウメは実が食用とされ、 台湾産が多く輸入されています。 実は小さいため収益にはなりにくいようですが、 梅干しなど広く流通しています。
また、 ウメの中でも花粉が多いため花粉用の木として植えこまれていることもあります。

名前の由来

コウメはウメの一品種です。
コウメについては松岡玄達の『梅品』に記録があり、 実が丸く核が脆く小さいけれど果肉が多いというような内容の表記が見られます。

その他の情報

現在、 コウメとして取り扱われている品種は次のものがあります。
甲州最小(1つの実は平均3.05g)
甲州深紅(1つの実は平均5.5g)
甲州黄熱(1つの実の平均4.80g)
竜峡小梅(1つの実の平均1.95g)
小梅(1つの実の平均4.25g)

関わりが深い生き物

ウメエダシャクの幼虫が葉を食べ、 6月頃ヒラヒラと街中を飛びかいます。

見られる場所

見沼田んぼ川口 基本情報

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