公園や庭だと2mぐらいにされていることが多いですが、自然だと6m程に成るものもあります。

サザンカ(園芸種)
豪華な花で冬の到来を教えてくれる木

サザンカ(園芸種)の特徴
大きな花が木いっぱいに咲きます。ツバキの花とよく似ていますが、冬の初めから花が咲くこと、また花びらがバラバラに1枚ずつ散ることが特徴です。「たき火」の歌に出てくるように冬を代表する花です。
※園芸種にはツバキとサザンカを掛け合わせたものが多くあり、両者の中間的な性質を持っています。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
3~7cm程の葉で皮質でテカテカの光沢があります。周りはギザギザがあります。
サザンカの葉は丈夫で長持ち。同じ葉が数年間、木についています。
花
秋の終わりから冬にかけて大きな花が木いっぱいに咲きます。花は花びらと雄しべが別々に散るのが特徴です。品種改良され色とりどりの花が楽しめます。
原種のサザンカは、花弁が5〜7枚で白色、香りで虫を呼びます。
実
開花した翌年の9月頃に直径1.5~2㎝の球形でうっすら毛が生えた褐色の実が成ります。10月頃に成熟し三つに割れて黒褐色の種子をのぞかせるようになります。種子からは油がとれます。
園芸品種には実がなりにくいものが多くあります。
幹
灰褐色でなめらかでスベスベとしており、表面にはうっすらと毛が生えています。
人との関わり
心材、辺材ともに紅褐色で、建築材、器具材、彫刻材として用いられます。種子からとれる油は「かたし油」と呼ばれ椿油とともに用いられています。
名前の由来
ツバキの中国の名前「山茶(サンサ)」から「サザンカ」となったといわれています。
その他の情報
ツバキに比べて耐寒性が弱いため、自生した原種は四国、九州、沖縄と、本州では山口県で見られます