高さ2mほどまで大きくなります。 ワイルドに枝をびょんびょんとのばし、 たくさんの花を咲かせます。
すぐに形が崩れるので、 きっちりとした形をめざしている生垣には向かないのですが、 よく植えられています。
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特徴
アベリアとも呼ばれています。
何か月も白い花が細い枝にたくさん咲いて、 公園や街を明るくします。 花の香りはハチミツ特有の少しくせのある香りです。 この香りにさそわれて、 たくさんの虫がやってきます。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
2~5㎝のツヤのある葉っぱで、 枝から2枚ずつ出ます。 先が細くなった卵形であらいギザギザがあります。
花
春から秋の長期にわたり、 ラッパ形の花が入れ替わり立ち代わりたくさん咲きます。 少しつん!としたハチミツような香りがします。
実
中国原産のアベリア・シネンシスとアベリア・ユニフローラを掛け合わせた栽培品種で実はなりません。
幹・枝
1年目の枝は日向に向かって真っすぐ枝を出し、 垂れ下がります。 2年目からは骨のように白く固くなりますが、 太くなる木ではありません。
冬芽・葉痕
花芽は丸くて小っちゃな粒です。 枝の先の方によく付きます。
人との関わり
花の少ない夏の花としても植えられ、 街を彩ってくれます。
名前の由来
「ツクバネ」と付くのは、 花が落ちた後に残った「がく」が衝羽根(つくばね=お正月にやる羽根つきの羽子)に似ていることに由ります。
性格
温かい場所ではどんどん枝を出します。 こつこつ積み重ねて枝を太くすることはせず、 そこそこ枝を使ったら、 新しい枝に交代させるタイプです。
体験・遊び
花に集まる虫たちを観察しましょう!春、 夏、 秋と花の時期が長いので、 来る虫たちも様々です。 花の香りもかいでみて!「虫目線」で花を見てみましょう。
関わりが深い生き物
花は街中に住む虫たちのレストラン。 チョウ、 甲虫、 ハチなどいろいろな虫たちがやって来ます。 クマバチは花に穴をあけて蜜だけを盗みます。
見られる場所
執筆協力 : 岩谷美苗