緑化推進拠点(千葉)

マサキ

蝋細工のようなテカテカの葉っぱ

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特徴

蝋細工のような明るい色合いの葉が一年中美しいので、 庭や生垣によく植えられます。 冬に熟す実はほんのりピンク色になってくると中から真っ赤な種が顔を出します。
自然では海の近くが大好きです。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さは2~6mの低木。 自然だとよく枝分かれして葉が多く、 ずんぐりとした樹形になります。

  • 葉が密についてボリューム感のある樹形
    写真 / MayaN

  • 明るい緑の葉が美しく、 生垣にもされる
    写真 / MayaN

光沢のある蝋細工のような葉っぱです。

  • 対生で縁に浅いギザギザがあり両面とも毛は無い。
    写真 / MayaN

  • 新芽は白っぽい
    写真 / MasakoT

  • 若葉は明るい黄緑色
    写真 / MayaN

初夏に黄緑色の花を咲かせます。

  • 直径約7㎜の花。 花びら、 萼片、 雄しべはそれぞれ4個
    写真 / htanaka

  • 花には蟻がよく来ている
    写真 / MayaN

  • 緑色の花が沢山咲く
    写真 / MayaN

冬になると熟し、 中から赤いタネが出てきます。

  • 直径6~8㎜の球形の実か裂けてタネが顔を出す
    写真 / htanaka

  • 裂ける実の色は白緑色もあれば赤色もある
    写真 / MayaN

  • タネは橙色で落ちずにぶら下がる
    写真 / MayaN

幹・枝

樹皮は暗褐色で縦に浅い溝が出来ます。 若い枝は緑色で滑らかです。

  • 本年枝は緑色で断面は丸い
    写真 / MasakoT

冬芽・葉痕

冬芽は対生する葉のつけ根に背中合わせにつきます。 ぷっくりとしていて先がとがり、 たくさんの芽鱗がきっちりと並んでいます。 枝先の芽は1個だけのこともあれば、 両側にも2個ついて3個組のこともあります。

  • ほんのり薄茶色だった芽が伸びてきた
    写真 / MasakoT

  • 常緑だが冬に葉を落とすこともあり、 芽が目立っている
    写真 / MasakoT

  • 葉痕の維管束痕は1つ。 にっこり顔に会えたラッキー
    写真 / MasakoT

  • すぐに伸びる芽と、 目立たないが小さく控えている芽がある
    写真 / MasakoT

人との関わり

葉が密につき、 目隠しになるので生垣によく使われます。
アジア、 ヨーロッパ、 北アメリカなど世界各地で栽培されています。

  • 潮風に強く海に近い場所でも植えられる
    写真 / MayaN

名前の由来

葉が常緑でいつも葉があることから真青木(まさおき)からマサキになったと言われています。

  • 一年中、 緑の葉を付けていることが名の由来
    写真 / htanaka

関わりが深い生き物

花には、 ハナバチ、 ハエ、 甲虫などがやって来て、 受粉の手伝いをします。
ユウマダラエダシャクとミノウスバというガは、 住宅地のマサキの垣根でも見られます。
冬には、 シジュウカラ、 メジロ、 キツツキ類などの鳥が実を食べにやって来ます。

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