手賀沼自然ふれあい緑道

モッコク

武家屋敷にもよく植えられた木

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特徴

真夏に咲く白い花は強い香りがして遠くにいても分かります。 秋に実は真っ赤で小さなリンゴのようです。
木の自然の形がきれいなことから庭木としてよく植えられます。 江戸時代には武家屋敷などにもよく植えられました。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

手間をかけなくても自然樹形できれいな形になります。 これが庭木としてよく植えられる理由です。

  • 真夏に白い花を木いっぱいに咲かせている様子
    写真 / MayaN

4-6cm。 光沢のある葉です。

  • 光沢のある葉
    写真 / MayaN

  • 時々紅葉する葉も見られる
    写真 / MayaN

白い花は強い香りがします。 花は下向きに咲きます。 両性花が咲く木と雄花が咲く木があります。

  • 雄花。
    写真 / MayaN

  • 両性花。 花の真ん中に突き出した雌しべが目立つ。
    写真 / MayaN

小さなリンゴのような赤い実がなります。 割れると中から赤い種が出てきます。

  • 真っ赤なリンゴのような実がなる
    写真 / MayaN

  • 実が熟すと割れて中から赤い種が出てくる
    写真 / MayaN

名前の由来

白い花と香りがラン科植物のセッコクの花に似ていることからと言われます。

関わりが深い生き物

花にはハナバチなどいろいろな昆虫がやって来ます。
実は小鳥たちの好物。 メジロなどが食べに集まります。
葉が数枚つづられ茶色になっているのは、 モッコクの葉を食べるモッコクヒメハマキ(モッコクハマキ)という小さなガの幼虫のしわざです。

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