高さ20mにもなる高木です。原産地(北アメリカ)では45mの木もあるそうです。

モミジバフウ
背が高くて紅葉があざやかなイケメン樹木

モミジバフウの特徴
北アメリカ原産。成長すると20メートルを超えるほど大きな木になります。モミジの仲間ではないですが、秋の紅葉が鮮やかで、モミジよりきれい?葉をちぎると香りがあります。
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以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
モミジのような形の葉っぱ。葉の長さは14-22cm。秋には、赤から黄色にきれいに紅葉します。葉の基部に茶色の毛があります。
花
雄花と雌花が同じ枝につきます。垂れ下がっているのが雌花、房状についているのが雄花です。
実
イガイガの面白い形の実がなります。まっくろくろすけが怒ったバージョン?(似ているフウの実はまっくろくろすけそっくり)
幹
小枝は部分的にコルクが発達し、翼と呼ばれます。筋肉むきむきの腕のようです。幹もコルク質で、縦に裂け目が入り、板状のコルクが飛び出ていることがあります。
冬芽
芽はつやがあり毛はなく、葉痕は目鼻立ちが割とはっきりした顔をしています。
人との関わり
樹脂で香料が作られるそうです。葉をちぎると香りがあります。
名前の由来
モミジの葉のようなフウ。モミジバフウは北アメリカ原産ですが、フウは中国原産で、楓と書きます。楓を音読みしてフウとなったと言われます。楓と書くのにモミジの仲間ではないという、ややこしい話になってしまいます。
性格
フウの仲間は、とても背が高くなるようです。台風の多い日本では、強風で枝が折れてしまうので、なかなか高くはなれないと思われますが、背が高くて紅葉がきれいなイケメン樹木です。
体験・遊び
葉をちぎって匂いを嗅いでみましょう。さわやかな香りがします。紅葉した落ち葉も、ちぎると香ります。どんな匂いか表現してみましょう。
モミジバフウの見られる場所
執筆協力 : 岩谷美苗
VOICEVOX:玄野武宏