海浜打瀬小学校

ヤブニッケイ

シナモンの香りのする葉っぱ

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特徴

葉っぱには三本に分かれる葉脈があり、 ちぎるとシナモンの香りがします。 ニッケイよりも香りが強くないので香辛料には用いられませんが、 種子からは香油がとれ、 葉や樹皮は薬用になります。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ20m程まで大きくなります。

  • 日影でも巧みに枝をうねらせて大きくなる
    写真 / HiroshiN

  • こんもりした樹形になる
    写真 / MayaN

長さ6~12㎝と大きめの互生の葉っぱです。 皮質で3本の脈が目立ちます。 ちぎるとシナモンの香りがします。

  • 葉先が短く尖り両脇の2本の脈は葉先まで達しないで途中で終わる
    写真 / MayaN

  • 裏面は無毛で淡い緑色または粉白色
    写真 / MasakoT

  • 対生がややずれたつき方の互生。 時折、 対生も混ざる。 葉柄は8~18㎜
    写真 / MayaN

初夏に淡い黄緑色の小さな花が咲きます。

  • 花被は筒形で6つに裂ける。 雌しべは1本、 雄しべは12本
    写真 / MayaN

  • 花序柄の長さが3~7㎝と長い 
    写真 / MayaN

丸い実が晩秋に熟して黒紫色になります。

  • 先はちょっとだけ尖っている
    写真 / MasakoT

  • 長さ1.5㎝ほどの球形~楕円形の実
    写真 / MayaN

幹・枝

灰色で滑らかな樹皮です。

  • 滑らかな幹肌
    写真 / HiroshiN

  • 横にシワが入ることもある
    写真 / HiroshiN

人との関わり

木材は建築材や器具材として使われます。 種子からは香油をとり、 葉や樹皮は薬用になります。

  • タネに含まれる油脂は蝋の原料になる
    写真 / MasakoT

名前の由来

ニッケイに似た香りがすることと藪山に自生することが名の由来といわれます。

  • ニッケイほどはっきりした香りではないが…
    写真 / MayaN

その他の情報

南西諸島の石灰岩地では2次林にヤブニッケイの優占するところが多く見られます。
自生する地域には葉が似たシロダモが分布しています。

  • シロダモとの比較

関わりが深い生き物

香りのいい花には虫たちが、 黒い実には鳥たちが集まって来ます。 枝先に、 菌類が土の塊のようなゴールを作りますが、 あまり見ることはありません。

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