成長が早く高さ40−50m、時には60mにもなります。
スギなどより少し横に広がった感じの樹形になります。枝先が垂れ下がり暗い中でみるとちょっと幽霊のようにも見えます。

ヒマラヤスギ
神々の木として崇拝された

ヒマラヤスギの特徴
原産地はヒマラヤ西部からアフガニスタン原産です。「スギ」と名前にありますが、「マツ」の仲間で特大の松ぼっくりがなります。
成長が早く木の形が美しいということで世界中で植えられています。日本では、明治時代にはじめて植えられました。
以下の情報は、関東地方を基準にしています。エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形
葉
長さ4cmほどの針状。青みがかった緑色。このため、木全体も銀緑色に見えます。
長枝の葉は螺旋状につき、短枝の葉は束になってつきます。
花
雄花と雌花が別々に咲きます。雄花からは大量の花粉を出てきて、周りは真っ黄色になる。
実
卵型の松ぼっくりが実ります。熟すとバラバラになって落ちてきます。
幹
灰褐色。縦に深い溝が入る。老木になると鱗片状に剥がれてきます。
人との関わり
ヒンドゥー教において、ヒマラヤスギは聖なる樹木として崇拝されてきたといいます。学名のdeodaraは「神々の木」という意味。
パキスタンの国の木になっています。
名前の由来
ヒマラヤ山脈に生えるスギという意味でヒマラヤスギと呼ばれています。名前にスギとついてますが、じつはマツの仲間です。
その他の情報
ヒマラヤスギは、古代文明の繁栄を支えたと言われるレバノンスギととても近い仲間です。
体験・遊び
ヒマラヤスギの松ぼっくりは、芯を残してバラバラになります。その上の部分がバラの花の形に似ているので「シダーローズ」(針葉樹のバラという意味)と呼ばれ、ねいちゃー
シダーローズはクリスマスリースなどネイチャークラフトに使われます。