樹齢(じゅれい)１０００年(ねん)を超える(こえる)木(き)もある
シダレザクラは、 桜(さくら)の中(なか)では最も(もっとも)長生き(ながいき)なエドヒガンの園芸(えんげい)品種(ひんしゅ)で同じく(おなじく)非常(ひじょう)に長生き(ながいき)です。 中(なか)には樹齢(じゅれい)１０００年(ねん)を超える(こえる)木(き)もあります。
なぜ枝垂れる(しだれる)の？
しだれる性質(せいしつ)は植物(しょくぶつ)ホルモンの関係(かんけい)で枝(えだ)の木質(もくしつ)化(か)が遅れる(おくれる)ことによる変異(へんい)です。 伸び(のび)た枝(えだ)が柔らかい(やわらかい)ため自ら(みずから)の重み(おもみ)で枝垂れ(しだれ)ます。 しだれた枝(えだ)はゆっくりと木質(もくしつ)化(か)するため、 次(つぎ)の年(とし)には固く(かたく)なりますが、 下向き(したむき)になった枝(えだ)の芽(め)は下(した)に向かっ(むかっ)て伸びる(のびる)のです。
日当たり(ひあたり)の良い(よい)場所(ばしょ)で元気(げんき)
枝垂れ(しだれ)性(せい)は周囲(しゅうい)の樹木(じゅもく)から太陽(たいよう)の光(ひかり)を奪わ(うばわ)れやすいために、 人(ひと)が意識(いしき)して日当たり(ひあたり)の良い(よい)場所(ばしょ)に植える(うえる)必要(ひつよう)があります。
シダレザクラの種(たね)を育て(そだて)ても枝垂れ(しだれ)ない？？
枝垂れ(しだれ)性(せい)は劣勢(れっせい)遺伝(いでん)のため、 枝垂れ(しだれ)性(せい)の種子(しゅし)を蒔く(まく)と多く(おおく)が枝(えだ)がしだれない木(き)になります。 植え(うえ)られている木(き)は接木(つぎき)でふやしたものです。