高さ10~15mほどになります。 林の中で細長い葉をたらした枝を広げます。


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特徴
春に咲く白い花は、 まるで長い付けまつげの様な雄しべを生やしますが、 冬に付く冬芽も、 赤い口紅を連想するような光沢のある赤色で、 「お化粧好き⁈」と思わせる木です。
ウワミズザクラと似ているので、 よく間違われます。 →見分け方は「その他」の項目参照
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
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見頃 |
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花 |
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葉 |
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実 |
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高さ
高木 (10~30m)
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花の性別
両性花
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分布日本(本州、 四国、 九州)、 韓国(済州島)、 台湾中部、 中国中南部 |
生息地丘陵から山地の日当たりの良い谷間など |
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分布日本(本州、 四国、 九州)、 韓国(済州島)、 台湾中部、 中国中南部 |
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生息地丘陵から山地の日当たりの良い谷間など |
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学名Padus buergeriana |
樹形
葉
互生で、 葉は互い違いにつきます。 細長く、 ギザギザの先は丸いくなりやすい葉っぱです。 葉の先はしっぽのように長くなります。 もむと青くさい匂いがします。
花
4~5月、 葉が出た後に白色のちっちゃな花がブラシ状に集まって咲きます。 切れ込みのない丸い花びらは5枚で、 雄しべは長く外に突き出ます。
実
7~9月に黄色から赤へ、 赤から黒紫色へ色が変わる丸い実をつけます。 食べると苦味が強い実です。
幹・枝
幹は灰白色で少し光沢があります。 横に細かい線が入ります。 枝を切ると葉っぱと同様、 ちょっと青臭い匂いがします。
冬芽・葉痕
とがった卵形をした赤くきれいな冬芽を付けます。
名前の由来
ウワミズザクラに対し、 質が落ちた木を意味する「犬」を付けてイヌザクラと名付けられたと言われます。
その他の情報
よく似ているウワミズザクラとの見分けかたは、
・花の柄の付け根に葉っぱが無い
・花がまばらで全体に小ぶりである
・実の付け根にはがく片が残って付きっぱなしである
点などです。
関わりが深い生き物
花にはいろいろなカミキリムシが訪れます。 赤い実を食べにヒヨドリなどの野鳥がやって来ます。