手賀沼自然ふれあい緑道

アマミヒイラギモチ

奄美大島の可愛いヒイラギ

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特徴

若い木のギザギザの小さい葉っぱと冬に実る赤い実が特徴です。 名前に「ヒイラギ」とありますが、 ヒイラギとは違うモチノキ科の木です。 公園に植えられたり盆栽にされたりしますが、 じつは元々、 鹿児島県奄美大島だけに自生していためずらしい木です。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ2~5mになります。 枝が上向きに伸びやすく、 まとまりのある樹形になります。

  • 小さい葉がたくさん付いて、 こんもりした樹形になる
    写真 / NaokiK

若い木の葉っぱはトゲトゲしていますが、 古い木の葉っぱは、 トゲが無くなり卵形に変わります。

  • 若い木の葉は2㎝くらいでヒイラギのミニ版
    写真 / NaokiK

  • 新芽もトゲトゲしているが年を追う毎に丸い葉を出す枝が増えてくる
    写真 / NaokiK

  • 同じ種類のヒイラギモチに比べ、 葉の大きさは1/3くらい
    写真 / NaokiK

  • 葉の裏を見てもあまり脈は見えない
    写真 / NaokiK

5月ごろ、 雄花と雌花が別々の木に咲きます。 小さくて白っぽい緑色の花で、 モチノキの花に似ています。

11~12月に赤く熟す丸い実を付けます。 実も小さくて5㎜くらいです。

幹・枝

白っぽい灰色でなめらかな樹皮をしています。
枝はよく枝分かれします。

  • 網目模様が薄っすらと出る幹もある
    写真 / NaokiK

  • 密に枝分かれする
    写真 / NaokiK

  • 枝は上方に伸びやすい
    写真 / NaokiK

人との関わり

園芸で人気が出ましたが、 採集されすぎて減ってしまい、 残念ながら今は絶滅危惧種になってしまいました。

名前の由来

ヒイラギのようなトゲトゲの葉を持ち、 奄美大島特有であることから名付けられました。

その他の情報

アマミヒイラギモチはモチノキ科で葉は互生ですが、 似ていると言われるヒイラギはモクセイ科で葉は対生です。

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