手賀沼自然ふれあい緑道

キンシバイ

花にはフサフサの金の糸が!

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特徴

梅雨時期に咲く黄色い花には、 300本ほどの黄色い雄しべが付き、 まるで金色の糸のように見えます。 「梅」の字は5枚の花弁がウメにようだということでつけられました。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

ふつう高さ0.3~1.5mくらいになりますが、 中には3mほどまで大きくなる木もあります。 細い枝をたくさん出して枝垂れます。

  • 枝分かれして葉がよくしげる
    写真 / MayaN

  • 半落葉性で冬場は紅葉したり緑色が濃くなる
    写真 / MayaN

卵を細長く伸ばしたような形の葉っぱです。 一枝に付く葉っぱは、 同じ角度で仲良く並んで付くことが多いです。

  • 明るい黄緑色の薄い葉っぱ
    写真 / NaokiK

  • 葉裏は白っぽく細かい葉脈は目立たない
    写真 / NaokiK

  • 時折、 角度がまちまちになる枝もある
    写真 / NaokiK

  • 冬の葉っぱは色が濃い
    写真 / MayaN

6~7月の梅雨の時期に、 たくさんの雄しべを持った黄色い花が咲きます。 5枚ある花弁は厚手で光沢があり、 少しすぼみ気味で開きます。

  • 大きさは4㎝くらい。 雄しべは短めで花弁より飛び出ることは無い
    写真 / NaokiK

  • 花弁の裏側もツヤがある
    写真 / NaokiK

  • 枝の先に2、 3個がまとまって付くことが多い
    写真 / NaokiK

10月ごろ、 熟してこげ茶色になる実を付けます。 熟した実は5つにさけて、 小さな種がこぼれ落ちます。

  • 直径1㎝くらいの実
    写真 / NaokiK

  • 細長くて小さな種がたくさん出てくる
    写真 / NaokiK

幹・枝

黄土色の幹をたくさん出します。 若い枝は赤っぽく、 湾曲して垂れ下がります。

  • 幹肌はボコボコしやすい
    写真 / NaokiK

  • よく枝分かれする幹
    写真 / NaokiK

  • 赤味のある若い枝
    写真 / NaokiK

冬芽・葉痕

赤味がかった小さな冬芽が枝の側面にたくさん付きます。

  • 葉の付け根にちょこんと付く冬芽
    写真 / MayaN

  • 枝の付け根にも冬芽がたくさん付く
    写真 / NaokiK

人との関わり

江戸時代の中頃に中国から日本にやって来たと言われています。 庭木や切り花用として育てられて来ましたが、 今では、 栽培されていた木が野生化して、 里山の湿った岩場などに陣取って暮らしています。

名前の由来

中国名の「金糸梅」に由来しています。

その他の情報

キンシバイとビョウヤナギは似ていますが、 ビョウヤナギの方が葉も花も大きいです。 雄しべの長さもビョウヤナギの方が、 花弁から飛び出るほど長いです。

  • 写真 / MasakoT/MayaN

関わりが深い生き物

花には、 ハチやハエなどいろいろな昆虫が集まって来ます。

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