ふつう高さ0.3~1.5mくらいになりますが、 中には3mほどまで大きくなる木もあります。 細い枝をたくさん出して枝垂れます。
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特徴
梅雨時期に咲く黄色い花には、 300本ほどの黄色い雄しべが付き、 まるで金色の糸のように見えます。 「梅」の字は5枚の花弁がウメにようだということでつけられました。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
卵を細長く伸ばしたような形の葉っぱです。 一枝に付く葉っぱは、 同じ角度で仲良く並んで付くことが多いです。
花
6~7月の梅雨の時期に、 たくさんの雄しべを持った黄色い花が咲きます。 5枚ある花弁は厚手で光沢があり、 少しすぼみ気味で開きます。
実
10月ごろ、 熟してこげ茶色になる実を付けます。 熟した実は5つにさけて、 小さな種がこぼれ落ちます。
幹・枝
黄土色の幹をたくさん出します。 若い枝は赤っぽく、 湾曲して垂れ下がります。
冬芽・葉痕
赤味がかった小さな冬芽が枝の側面にたくさん付きます。
人との関わり
江戸時代の中頃に中国から日本にやって来たと言われています。 庭木や切り花用として育てられて来ましたが、 今では、 栽培されていた木が野生化して、 里山の湿った岩場などに陣取って暮らしています。
名前の由来
中国名の「金糸梅」に由来しています。
その他の情報
キンシバイとビョウヤナギは似ていますが、 ビョウヤナギの方が葉も花も大きいです。 雄しべの長さもビョウヤナギの方が、 花弁から飛び出るほど長いです。
関わりが深い生き物
花には、 ハチやハエなどいろいろな昆虫が集まって来ます。