21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

ミツマタ

紙幣(しへい)になる()

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特徴(とくちょう)

()(かわ)丈夫(じょうぶ)で、 室町(むろまち)時代(じだい)ころから和紙(わし)原料(げんりょう)植物(しょくぶつ)として使わ(つかわ)れ、 (いま)日本(にっぽん)紙幣(しへい)原料(げんりょう)になっています。 その他(そのた)にも地図(ちず)証券(しょうけん)、 ハガキの原料(げんりょう)などに利用(りよう)されています。 早春(そうしゅん)咲く(さく)ボンボンの(かたち)をした(はな)可愛らしく(かわいらしく)(にわ)公園(こうえん)によく植え(うえ)られます。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

(えだ)三つ又(みつまた)分かれ(わかれ)半球(はんきゅう)(がた)()(がた)作り(つくり)ます。 (たか)さ2mくらいまで大きく(おおきく)なる落葉(らくよう)低木(ていぼく)で、 (なつ)ごろから白い(しろい)花芽(かが)目立っ(めだっ)てきます。

  • (はる)咲く(さく)(はな)可愛い(かわいい)ボンボンのよう
    写真(しゃしん) / htanaka

  • (なが)細い(ほそい)()(えだ)(さき)集まっ(あつまっ)てモサッとなる
    写真(しゃしん) / htanaka

()

(なが)さ25㎝ほどにもなる細長い(ほそながい)()(きぬ)のような()をまとっています。 (がわ)(みゃく)大きく(おおきく)曲がる(まがる)ので目印(めじるし)になります。

  • (はな)終わっ(おわっ)てから()()動き出す(うごきだす)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • (えだ)(さき)大きく(おおきく)細い(ほそい)()付ける(つける)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • 湾曲(わんきょく)する(がわ)(みゃく)目印(めじるし)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • 互生(ごせい)()(うら)には()多く(おおく)白っぽく(しろっぽく)なる
    写真(しゃしん) / htanaka

(はな)

3~4(つき)黄色く(きいろく)小さな(ちいさな)(はな)が30~50()集まっ(あつまっ)咲き(さき)、 ボンボンのようになります。 と言っ(いっ)ても(はな)下向き(したむき)咲く(さく)ので、 (した)からのぞみ込む(こむ)可愛らしい(かわいらしい)姿(すがた)見れ(みれ)ます。
ジンチョウゲと近い(ちかい)仲間(なかま)で、 優しい(やさしい)香り(かおり)がします。

  • (はな)外側(そとがわ)から順々(じゅんじゅん)咲き(さき)始める(はじめる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ()曲がり(まがり)下向き(したむき)咲く(さく)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • (はる)咲く(さく)(はな)(ふゆ)終わり(おわり)告げる(つげる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 外側(そとがわ)銀色(ぎんいろ)()だけが()につきやすいのでちょっと地味(じみ)なイメージ
    写真(しゃしん) / MasakoT

()

6~7(つき)乾い(かわい)たがく(とう)(なか)緑色(りょくしょく)熟す(じゅくす)()がなります。 (なか)にはしずくの(かたち)をした黒い(くろい)(かく)があり、 (なか)(たね)が1つ入っ(はいっ)ています。

  • 乾い(かわい)てもがく(とう)()覆わ(おおわ)れている
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • 緑色(りょくしょく)()膨らん(ふくらん)()てきた!
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

(みき)

若い(わかい)(えだ)黄色(きいろ)がかった茶色(ちゃいろ)で、 始め(はじめ)()生え(はえ)ています。 (みき)(たて)(すじ)があり灰色(はいいろ)です。 ()(かわ)強く(つよく)引っ張っ(ひっぱっ)ても、 なかなか切れ(きれ)ません。
新しい(あたらしい)(えだ)常に(つねに)(さん)(ほん)ずつ出る(でる)ので、 (えだ)分かれ目(わかれめ)数えれ(かぞえれ)(なん)(さい)分かる(わかる)とされます。

  • 灰色(はいいろ)(みき)には(たて)(すじ)がある
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • 三つ(みっつ)分かれる(わかれる)新しい(あたらしい)(えだ)
    写真(しゃしん) / MasakoT

冬芽(とうが)

(かく)(よう)()()銀色(ぎんいろ)()被わ(おおわ)れハチの()(よう)花芽(かが)付け(つけ)ます。

  • (かく)(よう)()()とハチの()(よう)花芽(かが)()(こん)突き出(つきで)(うえ)向く(むく)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • ボンボンの花芽(かが)細長い(ほそながい)()吊っ(つっ)支え(ささえ)ている
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 前年(ぜんねん)出来(でき)たころの冬芽(とうが)小さな(ちいさな)ヒマワリのよう
    写真(しゃしん) / htanaka

(ひと)との関わり(かかわり)

日本(にっぽん)紙幣(しへい)は、 ミツマタの樹皮(じゅひ)から作ら(つくら)れた和紙(わし)から作ら(つくら)れています。 ミツマタの繊維(せんい)長い(ながい)ので、 破れ(やぶれ)ない、 強い(つよい)お札(おさつ)作る(つくる)ことができます。
(はな)生け花(いけばな)使う(つかう)ことはあまりありませんが、 ()(かわ)をむいて(くすり)(いろ)取り除い(とりのぞい)白く(しろく)した(えだ)を「さらしミツマタ」と呼ん(よん)で、 (はな)(ざい)使い(つかい)ます。

  • 日本(にっぽん)紙幣(しへい)はミツマタを原料(げんりょう)としている。
    イラスト : いらすとや

名前(なまえ)由来(ゆらい)

(えだ)三つ(みっつ)分かれる(わかれる)ためミツマタと名付け(なづけ)られました。

その他(そのた)情報(じょうほう)

()全体(ぜんたい)有毒(ゆうどく)成分(せいぶん)をふくんでいてニホンジカが食べ(たべ)ないので、 鹿(しか)(がい)進ん(すすん)でいる多く(おおく)場所(ばしょ)でスギやヒノキの植林(しょくりん)(ない)(いち)(めん)広がっ(ひろがっ)ています。

体験(たいけん)遊び(あそび)

ミツマタですいた和紙(わし)は、 こすれや折り曲げ(おりまげ)強い(つよい)丈夫(じょうぶ)(かみ)仕上がり(しあがり)ます。 和紙(わし)は、 ()(かわ)()柔らかく(やわらかく)し、 機械(きかい)細かく(こまかく)切っ(きっ)(みず)混ぜ(まぜ)(たけ)のすだれでゆすりながらすくいとるのですが、 (なん)()(みず)入れ替え(いれかえ)てアクをとったり、 白い(しろい)(かみ)作る(つくる)(とき)には漂白(ひょうはく)したりと、 手間ひま(てまひま)かけて、 (こころ)込め(こめ)作ら(つくら)れます。 体験(たいけん)できる施設(しせつ)もあるので、 ぜひチャレンジしてみてください!

  • 繊維(せんい)がよく絡まる(からまる)ようにゆする
    写真(しゃしん) / フォトギャラリー

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

(はな)には、 チョウ、 ハナバチ、 甲虫(かぶとむし)などがいろいろな昆虫(こんちゅう)やって来(やってき)ます。
ビロードツリアブが長い(ながい)(くち)伸ばし(のばし)て、 (はな)(おく)(みつ)吸う(すう)姿(すがた)()られます。

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