21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

クマシデ

クマのように大ぶり(おおぶり)()

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特徴(とくちょう)

クマシデはクマのように大ぶり(おおぶり)()()付ける(つける)ためクマシデと呼ば(よば)れます。 太く(ふとく)大きな(おおきな)(はて)(つと)(かほう : (はね)がついた()集まり(あつまり))が鈴なり(すずなり)ぶら下がる(ぶらさがる)様子(ようす)はとても目立ち(めだち)ます。 日本(にっぽん)固有(こゆう)(しゅ)です。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

少し(すこし)(みき)傾き(かたむき)やすかったり、 大きめ(おおきめ)()がバサッと付い(つい)たりして全体(ぜんたい)(てき)にまとまりのない()整形(せいけい)()(がた)をしています。

  • 大きめ(おおきめ)()がバサバサと付く(つく)感じ(かんじ)()大きく(おおきく)目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (えだ)ぶりも荒々しく(あらあらしく)なりがち
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

()

()(がわ)(みゃく)は20~24(たい)もあり、 これでもか!と言わ(いわ)んばかりに、 きっちりと平行(へいこう)(みゃく)刻ま(きざま)れています。 シデの仲間(なかま)(なか)でも細長く(ほそながく)大きな(おおきな)()です。

  • 先端(せんたん)はとがり、 細かい(こまかい)ギザギザがある
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 裏面(りめん)(みゃく)出っ張る(でっぱる)茶色(ちゃいろ)長い(ながい)()(みゃく)(うえ)にある
    写真(しゃしん) / MayaN

  • ()(なが)さは5~10㎝
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • 大きめ(おおきめ)()がバサバサと付く(つく)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 葉柄(ようへい)は8~15㎝上面(うわつら)()がある
    写真(しゃしん) / htanaka

(はな)

4(つき)ごろ若葉(わかば)開く(ひらく)同時に(どうじに)、 うすい黄色(きいろ)ぽい雄花(おばな)雌花(めばな)同じ(おなじ)()咲かせ(さかせ)ます。 長い(ながい)(はな)雄花(おばな)集まり(あつまり)で、 (えだ)(さき)()にまぎれて付く(つく)短い(みじかい)(はな)雌花(めばな)集まり(あつまり)です。

  • (つと)(した)雄花(おばな)が1()ずつ付く(つく)(なが)さは4cmぐらい。 1つの(はな)雄蕊(おしべ)は10(ほん)程度(ていど)
    写真(しゃしん) / MasakoT

()

大きな(おおきな)実に(じつに)見える(みえる)ものは、 天狗(てんぐ)のうちわのような(かたち)をした小さな(ちいさな)()のようなもので守ら(まもら)れた小さい(ちいさい)()が、 (たて)連なっ(つらなっ)付い(つい)たものです。 遠く(とおく)から見る(みる)とビールのホップとよく()ており、 ボリュームがあって目立ち(めだち)ます。 10月頃(つきごろ)茶色(ちゃいろ)熟し(じゅくし)(はね)付き(つき)()一つ(ひとつ)ずつ(かぜ)飛ばさ(とばさ)れて種まき(たねまき)されます。

  • 10月頃(つきごろ)茶色(ちゃいろ)熟す(じゅくす)太く(ふとく)大きい(おおきい)ので緑色(りょくしょく)未熟(みじゅく)()でも目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • 若い(わかい)実は(じつは)ほっそりしている
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • ほんのりピンク色(ぴんくいろ)になる。 (はて)()(なが)さは5~10cm
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 熟す(じゅくす)(じく)から離れ(はなれ)飛散(ひさん)する
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (はて)(つと)付け根(つけね)()付ける(つける)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 4㎜くらいの実は(じつは)黒く(くろく)硬い(かたい)(たて)(すじ)がある
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

(みき)

樹皮(じゅひ)全体(ぜんたい)(てき)黒っぽい(くろっぽい)茶色(ちゃいろ)です。 若い(わかい)(えだ)はスベスベですが、 大きく(おおきく)なるとミミズばれのような模様(もよう)出来(でき)て、 老木(ろうぼく)になるとさけて白っぽい(しろっぽい)(すじ)目立ち(めだち)ます。

  • 独特(どくとく)模様(もよう)樹皮(じゅひ)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • 老木(ろうぼく)になると樹皮(じゅひ)がさける
    写真(しゃしん) / MayaN

  • (かわ)()楕円(だえん)(がた)で2~3(ねん)(えだ)ではっきりする
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

冬芽(とうが)

(さき)がとんがり、 しずくの(よう)(かたち)をしています。 全体(ぜんたい)(てき)緑色(りょくしょく)大きい(おおきい)冬芽(とうが)雄花(おばな)、 ほっそりした冬芽(とうが)には、 ()または雌花(めばな)入っ(はいっ)ています。

  • (なが)さ6~10㎜。 ()(うろこ)は14~16()
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • ほっそりした冬芽(とうが)()、 または雌花(めばな)
    写真(しゃしん) / MasakoT

  • ()芽吹き(めぶき)雌花(めばな)(した)隠れ(かくれ)ていることもある
    写真(しゃしん) / MasakoT

(ひと)との関わり(かかわり)

(ざい)硬く(かたく)丈夫(じょうぶ)なので「イシシデ」「カタシデ」などとも呼ば(よば)れ、 建材(けんざい)家具(かぐ)、 しいたけの原木(げんぼく)などに使わ(つかわ)れます。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

イヌシデやアカシデに比べ(くらべ)()大きく(おおきく)、 たくましいイメージから「クマ」を付け(つけ)て「クマシデ」と名付け(なづけ)られたといわれます。 「シデ」は()垂れ下がる(たれさがる)様子(ようす)を、 神社(じんじゃ)しめ縄(しめなわ)下げる(さげる)(かみ)(しで)(しで)に例え(たとえ)付け(つけ)られた()です。

体験(たいけん)遊び(あそび)

よく生え(はえ)ているシデの仲間(なかま)にはイヌシデ、 アカシデ、 クマシデなどがあります。 お互い(おたがい)よく()ているのですが、 ()()樹皮(じゅひ)(いろ)手触り(てざわり)少し(すこし)ずつ違い(ちがい)ます。 ぜひ全部(ぜんぶ)()をみて比較(ひかく)してみましょう

  • ()(ひょう)(ひだり)からアカシデ、 イヌシデ、 クマシデ
    写真(しゃしん) / htanaka

  • ()(うら)(ひだり)からアカシデ、 イヌシデ、 クマシデ
    写真(しゃしん) / htanaka

  • (ひだり)はイヌシデ、 (みぎ)はクマシデ
    写真(しゃしん) / htanaka

関わり(かかわり)深い(ふかい)生き物(いきもの)

()食べる(たべる)ガの幼虫(ようちゅう)がいます。

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