高さ1~3m程になります。
幹や枝をたくさん出し株立ちの樹形になります。
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特徴
花や実が葉の真ん中に付いているのがユニークです。 名前も、 花の咲く様子を「花が乗った筏」に見立てて名付けられました。
晩夏から秋にかけてなる実はピカピカして黒い真珠のようです。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
真ん中に花や実が付く広い楕円形の葉っぱが互生に付きます。
ギザギザの先っぽは細く糸状になります。
花
初夏、 別々の木に雄花と雌花が葉っぱの真ん中に咲きます。
実
晩夏から秋にかけて1㎝程の丸くて黒く熟す実が付きます。
幹・枝
古い幹は黒っぽい樹皮で、 新しい幹や枝は緑色か紫色を帯びています。
冬芽・葉痕
枝と同じような緑色〜紫がかった緑色をしている芽鱗が、 2〜3枚ほど見えます。 半円形の葉痕には、 少しカーブした維管束痕が1つあります。
名前の由来
葉の真ん中に付く花の様子から、 葉を花が乗った筏として見立てて名が付けられました。
その他の情報
変種には葉っぱが小さいコバノハナイカダがあり本州、 四国、 九州にの低山地の林下に点在しています。
亜種のリュウキュウハナイカダ(タイワンハナイカダ)は葉っぱが細目で奄美大島、 徳之島、 沖縄島に自生し台湾、 中国(浙江省・安徽省)にも分布します。
関わりが深い生き物
ハナイカダミタマバエが実に虫こぶを作ることがあり、 ハナイカダミフクレフシと呼ばれます。
野鳥が黒い実を食べ、 タネを運びます。