高さ20mくらいまで大きくなりますが、 30m程になるものもあります。 幹は直立し縦長の樹形になります。
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特徴
春の新葉は、 白、 ピンク、 紫がかったピンクなどになり、 時には木全体がピンク色に見えるほどです!枝や葉などにゴマやネギに似た独特の香りがあり、 美しい新芽は原産地の中国では高級山菜として親しまれています。 日本に渡来した時期は室町時代という説や徳川時代という説があります。
※公園など許可されていない場所での葉や新芽などの採取はお控えください。
みんなの投稿
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
新葉は白、 淡い紅色 淡い紫色などになり、 しばしば木全体がピンク色に見えます。 小さな葉が鳥の羽のように対になって並び一枚の葉っぱを作ります。 一番先っぽの小さな葉が有るものと無いものがあります。 葉をちぎるとゴマやネギに似た香りがします。
花
夏の始めの頃、 小さな白いチューリップのような花が集まって咲きます。
実
細長く丸い実で、 秋には茶色や黄色がかった茶色に熟します。 中の種はカエデの種ような楕円で平べったい翼が付いていて風に乗って遠くに飛んでいきます。
幹・枝
黒っぽい幹肌で樹皮は縦に裂けます。
冬芽・葉痕
太い枝の先にある芽は、 大きな葉が出てくると思えないほど、 小さく円錐形にまとまっています。 葉痕がとても大きく、 目立ちます。
人との関わり
山菜として食される以外に、 樹皮は椿白皮(チンハクヒ)と呼ばれ、 漢方薬として用いられてきました。
赤味のある美しい木材は建材以外にも楽器や家具などで使われてきました。
名前の由来
中国語の「香椿(シャンチュン)」が転じてチャンチンになりました。 中国で「椿」はツバキではなくこの木を指します。