21世紀(せいき)(もり)広場(ひろば)

コウヤボウキ

由緒(ゆいしょ)正しい(ただしい)「ほうき」の()です!

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特徴(とくちょう)

古来(こらい)、 「ほうき」の材料(ざいりょう)として使わ(つかわ)れてきた()です。 (せい)(くら)(いん)には758(ねん)正月(しょうがつ)初子(はつね)(はつね)の儀式(ぎしき)(こう)(けん)天皇(てんのう)家来(けらい)授け(さづけ)た「子日(ねのひ)()(とぎ)(ほうき)(ねのひのめとぎのほうき)」が残っ(のこっ)ており、 その(とき)歌わ(うたわ)れた大伴家持(おおとものやかもち)(うた)万葉集(まんようしゅう)収め(おさめ)られています。
2タイプの葉っぱ(はっぱ)付け(つけ)たり、 ふさふさの綿毛(わたげ)被わ(おおわ)れた冬芽(とうが)付ける(つける)面白い(おもしろい)()でもあります。

みんなの投稿(とうこう)

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

細い(ほそい)(えだ)をたくさん出し(だし)て、 (よこ)広がる(ひろがる)()(がた)です。 よく枝分かれ(えだわかれ)し、 (たか)さ1mくらいまで大きく(おおきく)なります。 (えだ)は2(ねん)枯れ(かれ)ますが、 新しい(あたらしい)(えだ)根元(ねもと)からどんどん()()ます。

  • 長く(ながく)弓なり(ゆみなり)にしなる細い(ほそい)(えだ)根元(ねもと)からたくさん出す(だす)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

()

1(ねん)()伸び(のび)(えだ)には、 しずくの(かたち)をした葉っぱ(はっぱ)互生(ごせい)付き(つき)ます。 2(ねん)()(えだ)には細長い(ほそながい)()集まっ(あつまっ)付き(つき)ます。 ところどころに飛び出る(とびでる)ギザギザがあり、 ()(うら)には(たん)()生え(はえ)ています。  

  • (ねん)()(えだ)()互生(ごせい)。 3(ほん)葉脈(ようみゃく)目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • 2(ねん)()(えだ)()細長く(ほそながく)(たば)(せい)
    写真(しゃしん) / MayaN

(はな)

(あき)()互生(ごせい)する1(ねん)()長い(ながい)(えだ)(さき)っぽに1㎝くらいの白い(しろい)(はな)を1()づつ咲かせ(さかせ)ます。 2(ねん)()(えだ)には咲き(さき)ません。
見た目(みため)小さな(ちいさな)キクのような(はな)です。 コウヤボウキは、 キクの仲間(なかま)では珍しく(めずらしく)(くさ)ではなく()であるキクの仲間(なかま)なのです。

  • (つつ)(じょう)小さな(ちいさな)(はな)が10~15()くらい集まっ(あつまっ)咲く(さく)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

()

(あき)から(ふゆ)にかけて、 たくさんの綿毛(わたげ)付い(つい)()がなります。 綿毛(わたげ)(かぜ)乗っ(のっ)(たね)遠く(とおく)まで飛ばし(とばし)ます。

  • 細かい(こまかい)綿毛(わたげ)がたくさん付い(つい)(みのる)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 1(ねん)()(えだ)先端(せんたん)付く(つく)
    写真(しゃしん) / MayaN

  • 白い(しろい)綿毛(わたげ)は枯野に咲く(さく)(はな)(よう)にも見える(みえる)
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

(みき)

(えだ)には短い(みじかい)()生え(はえ)ていて、 触る(さわる)とざらつきます。

冬芽(とうが)

1cmに満た(みた)ない小さな(ちいさな)冬芽(とうが)は、 白い(しろい)()におおわれ、 ()当たる(あたる)輝い(かがやい)見え(みえ)ます。

  • ほわほわの白い(しろい)()におおわれている。
    写真(しゃしん) / Tamacha

  • 白い(しろい)()には()ぐせがあることも?!
    写真(しゃしん) / Tamacha

  • (よこ)伸びる(のびる)(えだ)明かり(あかり)がともっているよう。
    写真(しゃしん) / Tamacha

  • 残っ(のこっ)()とともに(はる)待つ(まつ)冬芽(とうが)たち。
    写真(しゃしん) / Tamacha

  • 冬枯れ(ふゆがれ)(はな)(もと)新しい(あたらしい)()がひかえている。
    写真(しゃしん) / Tamacha

(ひと)との関わり(かかわり)

正月(しょうがつ)初子(はつね)(はつね)の()養蚕(ようさん)神様(かみさま)祀る(まつる)儀式(ぎしき)として蚕室(さんしつ)掃く(はく)「ほうき」として用い(もちい)られました。
京都(きょうと)()伏見(ふしみ)では(さけ)(おけ)濁り(にごり)(あわ)をふきとる(とき)使わ(つかわ)れます。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

高野山(こうやさん)でこの()(えだ)を「ほうき」の材料(ざいりょう)にしたことに由り(より)ます。

その他(そのた)情報(じょうほう)

ナガバノコウヤボウキという()()がありますが、 ()(うら)()はほとんど無く(なく)(はな)()(ねん)()(えだ)短い(みじかい)(えだ)(さき)っぽに付き(つき)ます。

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