高さ0.5~1.5m程度になります。 です。 冬枯れの林で青々と葉をつけているので立ちます。 夏には葉が落ちて枝と幹だけになります。
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特徴
冬に青々していて、 他の草木が茂る夏に葉を落とす「変わり者」です。 葉っぱは薄く、 か弱い印象を受けますが、 樹皮はなかなかち千切れません。 そこから「鬼を縛れる」ぐらい丈夫な樹皮ということで名前がつきました。
可愛らしい赤い実には毒があります。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉は夏に落葉し、 秋には新芽が出て来ます。 先っぽの幅が広く、 ヘラのようにも見える細長い形をしています。
花
早春に黄緑色の花を咲かせます。 雄花と雌花、 別々の株に咲きます。
ジンチョウゲと近い仲間ですが、 花にはそれほど強い香りはありません。
実
面長の丸い実が、 夏に赤く熟します。 可愛らしい姿形をしていますが、 毒があり食べられません。
幹・枝
夏に葉が落ちて目立つ幹や枝は、 灰色がかった茶色をしています。 樹皮は強く、 なかなか引きちぎれません。
冬芽・葉痕
枝先の芽は小さな円錐形です。 枝先より下の芽はポチッと小さな芽で、 葉痕は半円形、 維管束痕は1つです。
人との関わり
丈夫な樹皮は和紙の原料として使われてきました。
名前の由来
ちぎれにくい丈夫な樹皮は、 鬼をも縛れるとされる事に由ります。 夏に葉を落とすため、 ナツボウズ(夏坊主)という別名もあります。
関わりが深い生き物
毒のある赤い実を食べる野鳥がいます。 ヒヨドリは赤い実をパクっと食べ、 カワラヒワは果肉を取り除き、 タネだけを食べるとのことです。