幕張西小学校

ニワウルシ

ウルシのようでウルシじゃない

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特徴

ウルシに似ていますが、 ウルシの仲間ではありません。 ニガキ科の仲間です。
かぶれないので庭木にされ、 それが名の由来にもなっています。 別名の神樹(シンジュ)が示すように成長が早く、 大きくて雄大な樹形になります。
神樹蚕(シンジュサン)というを飼うために日本に持ってこられたとも言われます。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

高さ10~20mになりますが、 大きなものは25mにもなります。

  • ドイツ語で「神樹」と呼ばれるだけあって雄大な構えの樹形になる
    写真 / MayaN

  • 羽根のように連なる葉をたくさん付ける
    写真 / MasakoT

  • 枝はうねりやすい
    写真 / MayaN

  • 若い木。 羽状の葉を四方八方に伸ばす
    写真 / MayaN

奇数の小さな葉が羽根のように並んで付き、 長いものは1m程にもなります。 葉をちぎるとゴマのような匂いがします。

  • 日本で見られる広葉樹の羽状複葉としては最も長い。 複葉は互生
    写真 / MasakoT

  • 葉の根元の1~3対ある浅いギザギザの裏に円盤状の腺点がある
    写真 / MasakoT

  • 芽吹きの様子。 赤味がかった若葉がたくさん出てくる
    写真 / MasakoT

初夏、 白っぽい緑色の小さな花が集まって咲きます。
雄花と雌花は別々の木に咲きます。

  • 枝の先に小さな花をたくさん付けて10~20㎝ほどの円錐状の房になる
    写真 / MayaN

  • 雌花も花びらの下の方は毛がある。 真ん中に茶色い子房がある
    写真 / 庭木図鑑植木ペディア

長さ5㎝程度の楕円形の実がなります。 真ん中に丸いタネが付き、 人の目のように見えます。

  • 真ん中のタネが瞳に見える実
    写真 / MasakoT

  • 夏から秋に赤から褐色へと熟す
    写真 / MasakoT

  • 翼は縦方向にねじれ、 実は回転しながら飛ぶ
    写真 / MasakoT

  • 若い実は一か所に2~5つ付く
    写真 / MasakoT

  • 赤くなる前は白っぽい
    写真 / MasakoT

幹・枝

樹皮は灰白色でしわ状に浅く裂ける

  • しわ状の皮目が模様をつくる
    写真 / MasakoT

  • 枝は赤褐色。 折ると炊き立てタイ米ごはんに似た匂いがする
    写真 / MasakoT

冬芽・葉痕

枝から少しだけポコっと出っ張る、 丸い小さな冬芽です。 それよりも、 茶色の太い枝いっぱいにペタンペタンとついているような葉痕が目立ちます。 維管束痕は、 葉痕の外側のカーブに沿ってたくさん並びます。

  • 枝から少しだけ出っ張る冬芽と葉痕
    写真 / MasakoT

  • 芽鱗は2〜3枚
    写真 / MasakoT

人との関わり

明治初期に渡来して庭木、 街路樹として用いられました。 根や樹皮は殺虫剤として利用されることもあります。

  • ウルシに似ているがかぶれないので庭木として植えられた
    写真 / MasakoT

名前の由来

庭に植えるウルシに似た木の意味に由ります。
英語名「tree of heaven」は天の木の意味です。 ドイツ名「Gtterbaum」も神樹の意味で別名の「シンジュ」の語源になっています。

  • 「天の木」なので、 羽状の葉は天使の羽に見立てられるかも⁈
    写真 / MasakoT

関わりが深い生き物

繭が絹糸の材料となる神樹蚕を飼うためにニワウルシは日本に持ち込まれたという説もあります。

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