先端がすぼんで水滴形の樹形になります。
枝葉が地面に対して垂直に出るのが特徴です。
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特徴
枝葉が垂直に出ている様子が、 子供が手の平を広げているようだということで「児(こ)の手」と名前がついた言われています。 並ぶ葉っぱは、 あたかもパチパチと拍手している手のようです。
実の形もユニークで、 突起のある球形はまるで金平糖のように見えます。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
鱗状の葉っぱです。 地面に対して垂直に出ている様子から子供の手=「児(こ)の手」と名前についたと言われています。
葉の表裏が同じように見えます。
花
春、 1本の木に雌花と雄花が咲きます。
雌雄ごとに、 集まって咲いていることが多いです。
実
長さ1~2.5㎝の小さな突起のある金平糖のような実がなります。 夏は白っぽい緑色で秋に熟すと褐色になって裂けて開きます。
幹・枝
樹皮は赤褐色で老木では縦に浅く裂けます。
人との関わり
庭木として利用され、 エレガンティシマなど園芸品種が多くあります。
名前の由来
葉のまとまりを子供が手の平を広げている様子に見立てて「児の手柏」と言われたことに由ります。
「柏」の字は、 中国ではヒノキを意味しています。
その他の情報
「コノテガシワの両表(ふたおもて)」という古いことわざがありますが、 側立する枝葉には表裏の区別が無いことから「心の裏表が分かりにくいことや、 2つのうちのどちらになるか分からないこと」という意味で使われました。