シマトネリコ

イマドキのカブトムシのたまり場(たまりば)

特徴(とくちょう)

シマトネリコは沖縄(おきなわ)など亜熱帯(あねったい)生活(せいかつ)する()です。 (ふゆ)(さむ)さに弱い(よわい)から(むかし)関東(かんとう)地方(ちほう)(そと)植える(うえる)枯れ(かれ)ていました。 (ふゆ)暖かく(あたたかく)なった(いま)、 どんどん植え(うえ)られています。 そしてなぜかカブトムシに好ま(このま)れて、 樹液(じゅえき)吸い(すい)集まり(あつまり)ます。 (いま)まで無かっ(なかっ)植物(しょくぶつ)持ち込む(もちこむ)と、 取り巻く(とりまく)生物(せいぶつ)予想(よそう)しなかったことが起こる(おこる)ので、 注意(ちゅうい)必要(ひつよう)です。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

常緑(じょうりょく)または(はん)常緑(じょうりょく)高木(たかぎ)(たか)さは5~15mになり、 大きな(おおきな)ものは18mくらいになります。
1()根元(ねもと)切ら(きら)れたものは(なん)(ほん)(みき)出る(でる)()(がた)になります。 庭木(にわき)では、 苗木(なえぎ)段階(だんかい)でそのように手入れ(ていれ)をして作ら(つくら)れたものが売ら(うら)れることが多い(おおい)です。

  • 日当たり(ひあたり)良い(よい)場所(ばしょ)でこんもりと(えだ)伸ばす(のばす)
    写真(しゃしん) / 2020.7.8 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (なん)(ほん)(みき)出る(でる)(かぶ)立ち(たち)()(がた)
    写真(しゃしん) / 2020.6.25 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 明治大学(めいじだいがく)のシマトネリコ並木(なみき)
    写真(しゃしん) / 2017.7.12 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() minaei

()

ふつう、 小さな(ちいさな)()(はね)(じょう)に4~5(たい)先端(せんたん)に1(まい)付き(つき)奇数(きすう)になりますが、 その複数(ふくすう)(まい)セットが1(まい)葉っぱ(はっぱ)です。 対生(たいせい)付き(つき)、 サイズは15~25㎝ぐらいです。 (よう)木の葉(このは)小さい(ちいさい)ですが、 成木(なりき)大きく(おおきく)なります。 ギザギザが無く(なく)丈夫(じょうぶ)でつやつやしています。

  • ()にギザギザは無い(ない)
    写真(しゃしん) / 2020.10.14 千葉(ちば)(けん)千葉(ちば)() MayaN

  • つやつやの()
    写真(しゃしん) / 2006.12.30 宮崎(みやざき)(けん)宮崎(みやざき)() minaei

  • (しょう)()複数(ふくすう)(まい)セットで1(まい)になる奇数(きすう)()(じょう)複葉(ふくよう)
    複葉(ふくよう)常緑(じょうりょく)はあまりない
    写真(しゃしん) / 2024.6.27 minaei

  • 小さい(ちいさい)()付け根(つけね)は、 関節(かんせつ)のような、 結び目(むすびめ)のような
    写真(しゃしん) / 2024.6.27 minaei

(はな)

(なつ)初め(はじめ)白い(しろい)(はな)をたくさんつけます。 (はな)はおしべとめしべがある両性(りょうせい)(はな)です。

  • 花びら(はなびら)が4(まい)裂け(さけ)たように付く(つく)白い(しろい)(はな)
    写真(しゃしん) / 2022.7.4 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 2()黄色い(きいろい)雄しべ(おしべ)真ん中(まんなか)雌しべ(めしべ)がつく
    写真(しゃしん) / 2022.7.4 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (つぼみ)楕円(だえん)(がた)
    写真(しゃしん) / 2020.7.15 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

()

(あき)から晩秋(ばんしゅう)にタネができます。 プロペラの羽根(はね)(よう)な、 うすっぺらい実は(じつは)(かぜ)飛び(とび)新天地(しんてんち)向かい(むかい)ます。

  • 薄っぺら(うすっぺら)実は(じつは)ヘラ(じょう)(かぜ)受け(うけ)飛散(ひさん)しやすい(かたち)
    写真(しゃしん) / 2020.10.14 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • タネは大量(たいりょう)にできる
    写真(しゃしん) / 2020.10.15 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • まだ未熟(みじゅく)(たね)()緑色(りょくしょく)花びら(はなびら)のように見える(みえる)
    写真(しゃしん) / 2020.8.14 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (あき)終わり(おわり)茶色(ちゃいろ)になる
    写真(しゃしん) / 2019.12.13 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() MayaN

  • 茶色く(ちゃいろく)熟し(じゅくし)(みのる)
    写真(しゃしん) / 2016.11.24 minaei

(みき)(えだ)

成木(なりき)(みき)はまだらにはがれます。

  • 樹皮(じゅひ)はまだらにはがれる
    写真(しゃしん) / 2021.2.26 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 薄く(うすく)はがれて、 マーブル模様(もよう)作る(つくる)(みき)
    写真(しゃしん) / 2022.12.13 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 若い(わかい)()樹皮(じゅひ)はなめらか。 円形(えんけい)(かわ)()多い(おおい)
    写真(しゃしん) / 2020.8.31 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

(ひと)との関わり(かかわり)

(むかし)(さむ)さに弱い(よわい)ので関東(かんとう)などでは(そと)では植え(うえ)ず、 観葉(かんよう)植物(しょくぶつ)として親しま(したしま)れていました。 温暖(おんだん)()のせいか、 (ふゆ)越せる(こせる)ようになり住宅(じゅうたく)大人気(だいにんき)()になりました。 東京(とうきょう)では2000(ねん)ぐらいから野外(やがい)植え(うえ)られ、 「(そと)植え(うえ)ても大丈夫(だいじょうぶ)そうだ」と、 一気に(いっきに)広まっ(ひろまっ)たようです。

  • 2004(ねん)(ごろ)植え(うえ)られた明治大学(めいじだいがく)のシマトネリコ
    写真(しゃしん) / 2017.7.12 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() minaei

名前(なまえ)由来(ゆらい)

シマトネリコは「沖縄(おきなわ)のトネリコ」という意味(いみ)です。 (ろう)物質(ぶっしつ)出す(だす)イボタロウムシがトネリコによく付き(つき)()滑り(すべり)良く(よく)するためにこの(ろう)物質(ぶっしつ)塗る(ぬる)()意味(いみ)からトネリコになったといわれます。

  • トネリコの仲間(なかま)につくイボタロウムシ
    写真(しゃしん) / 2017.12.13 東京(とうきょう)()調布(ちょうふ)() minaei

  • ()のすべりをよくするために塗る(ぬる)
    写真(しゃしん) / 2017.12.15 minaei

その他(そのた)情報(じょうほう)

都市(とし)()中心(ちゅうしん)にシマトネリコの(うえ)栽が急激(きゅうげき)増え(ふえ)たため、 景観(けいかん)取り巻く(とりまく)生き物(いきもの)変化(へんか)をきたしているようです。 シマトネリコの苗木(なえぎ)にカブトムシがつくようになり、 苗木(なえぎ)()さんにとってカブトムシは害虫(がいちゅう)になっています。

性格(せいかく)

沖縄(おきなわ)などの亜熱帯(あねったい)原産(げんさん)樹木(じゅもく)で、 (さむ)さには弱い(よわい)です。 関東(かんとう)地方(ちほう)(ゆき)などが降っ(ふっ)(のち)()部分(ぶぶん)(てき)茶色(ちゃいろ)枯れ(かれ)ています。 日当たり(ひあたり)良い(よい)場所(ばしょ)は種(はしゅ)をたくさん作り(つくり)、 いろんな場所(ばしょ)飛ばし(とばし)増え(ふえ)ます。 コンクリートの隙間(すきま)生垣(いけがき)(なか)から()ているものが多い(おおい)ですが、 根元(ねもと)から切る(きる)意外(いがい)にもそれで枯れる(かれる)ことがあります。 ()のガツガツ(けい)樹木(じゅもく)切っ(きっ)ても切っ(きっ)ても()てくるのですが、 シマトネリコは一見(いっけん)ぐいぐいくるイメージがあるせいか、 「あれ?終り(おわり)?」と肩透かし(かたすかし)です。 「(あき)根元(ねもと)切る(きる)()なかった。 」と苗木(なえぎ)()さんは言っ(いっ)ていました。 一方(いっぽう)生長(せいちょう)早い(はやい)ので(にわ)では大きく(おおきく)なって()負え(おえ)なくなるパターンが多い(おおい)ようです。 庭木(にわき)としてはシマトネリコの代わり(かわり)生長(せいちょう)遅い(おそい)アオダモが人気(にんき)となっています。

  • 隙間(すきま)から芽生え(めばえ)たシマトネリコ
    写真(しゃしん) / 2012.9.27 東京(とうきょう)()(みなと)() minaei

  • すきまに落ち(おち)(たね)
    写真(しゃしん) / 2017.7.12 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() minaei

  • (はしら)(した)芽生える(めばえる)
    写真(しゃしん) / 2017.7.12 東京(とうきょう)()千代田(ちよだ)() minaei

  • (さむ)さで()茶色く(ちゃいろく)枯れる(かれる)
    写真(しゃしん) / 2021.1.9 埼玉(さいたま)(けん)狭山(さやま)() minaei

体験(たいけん)遊び(あそび)

シマトネリコにカブトムシが()ているか観察(かんさつ)してみましょう。 (おも)(めす)樹皮(じゅひ)傷つけ(きずつけ)て、 樹液(じゅえき)()てきたら(ゆう)(めす)でなめに来る(くる)ようです。

  • カブトムシが樹皮(じゅひ)削っ(けずっ)(あと)
    写真(しゃしん) / 2018.2.18 東京(とうきょう)()町田(まちだ)() minaei

  • こういう(きず)(みき)(すう)か所(かしょ)ある
    写真(しゃしん) / 2018.2.18 東京(とうきょう)()町田(まちだ)() minaei

  • 樹液(じゅえき)をなめに来る(くる)カブトムシ
    写真(しゃしん) / 2011.7.11 東京(とうきょう)()練馬(ねりま)() minaei