幹はスッと立ちますが、 枝がクネクネするところはサルスベリと似ています。
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特徴
サルスベリと同じように幹がツルツル。 でも幹の色味や花の色が違い、 背が高くて、 ちょっと個性的なサルスベリの兄弟のような木です。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
枝に並ぶ葉は、 先がとがり、 つけ根もシュッとすぼまった形です。 サルスベリと違い、 2〜3mmの葉柄があります。
花
夏の初めから晩夏にかけて、 枝先にまとまって白い花を咲かせます。 サルスベリの花を小さくしたような形の花です。
実
まん丸に近いサルスベリに対し、 シマサルスベリには小さな楕円に見える実がなります。 茶色く熟すときれいに割れて、 中から羽のある種が出てきます。
幹・枝
薄く樹皮がはがれてまだら模様に、 そしてつるつるの幹になります。 サルスベリよりも赤みと白みが強めで、 個性的な雰囲気をかもし出しています。
冬芽・葉痕
先がとがった水滴型の芽はサルスベリと似ています。 葉痕の維管束痕は1つで、 にっこりしたお顔もあります。
名前の由来
「シマ」は縞模様の「シマ」ではなく、 自生地である島の「シマ」の意味があります。
性格
高く伸びた枝は独特のうねうねとした姿。 南の島で海風をかわし、 踊りながら強く生きるひとたちです。
シマサルスベリが列植された公園などでは、 個性的な衣装とメイクで踊るコンテンポラリーダンスの劇場へといざなわれた気分になります。
関わりが深い生き物
花にはハチやハナアブなどいろいろな昆虫が訪れます。