扇の形またはほうきを逆さにしたような形が特徴があります。 冬、 葉が落ちると特に分かりやすく、 遠くから見てもケヤキだと分かります。
太い幹をしていますが、 枝は細かく繊細です。
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特徴
【生物基礎・冬季編対象③】
本州~九州の温帯に自生する落葉広葉樹。 扇方に広がる樹形で、 高木になる。 本校のミニサンクチュアリにある本種は、 周囲に樹木があるため、 光を奪うように、 背が高く、 細長い「ほうき」のような樹形に成長している。 また、 種子の付いた枝が飛ばされて、 周囲に落ちている。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉は縁(ふち)に丸みのある切れ込みが入っています。
花
雄花と雌花が同じ木に咲きます。 木が大きいのに花が小さくて見つけづらいです。
実
実は、 葉と一緒に枝ごと落ちます。 葉をプロペラがわりにして風にのって遠くに飛ばされます。
木になる実の量は、 年によって大きく変化します。
幹
樹皮は、 独特なウロコ状にはがれます。
冬芽
先のとがった冬芽。
紫色をおびた8~10枚の芽鱗(冬芽をつつむ鱗状の皮)につつまれています。
名前の由来
木目(もくめ)の美しさから、 昔の言葉できわだっていることを意味する「けやけし」から名付けられたと言われています。
関わりが深い生き物
ヤノナミガタチビタマムシという小さな甲虫が葉を食べることで、 夏に葉の色が茶色になり、 夏に葉が落ちてしまうことがあります。
はがれやすい樹皮の裏は、 小さな虫やクモの越冬場所になっています。