大木になると枝が横に広がります。
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特徴
黄桜の代表。 桜の中で黄色い花を咲かせる品種は少ないため人気です。 咲き始めが最も黄色く、 その後白っぽくなり、 赤味が出てきて花びらは散ります。 江戸時代からある園芸品種。 黄色い花の桜は珍しいため、 外国でも人気があり各地に植えられています。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
樹形
葉
葉の縁には細かいギザギザがあります。 成葉は8~15cmほどになり、 先端は細長くなります。
花が咲くと同時に伸びだす若葉は赤褐色。
花
花びらは10枚から15枚で外側5枚が丸く内側は雄しべが弁化したものです。 外側の花弁はふちが丸く、 他は凸凹があります。
咲き始めが最も黄色く、 徐々に白くなり、 さいごはピンク色になります。
実
八重咲で子房が退化しているため実はなりません。
幹・枝
灰褐色で横長の皮目がめだちます。
冬芽・葉痕
褐色で多少光沢があります。
人との関わり
八重咲の桜は実が生らず増やすには人が接ぎ木で苗木を作って増やします。
名前の由来
ウコンとは鬱金という漢字を当てます。 黄色い花びらの桜は珍しく淡い黄色がウコンという植物の根茎を使って染めた色(鬱金色)に似ているからといわれています。
その他の情報
サクラのようなバラ科の植物の黄色い発色の花びらにはカロテノイドという色素が関係しています。
性格
病害には強く丈夫な桜です。
関わりが深い生き物
サクラ類には虫がよくつき、 葉は穴だらけになります。 芽吹いたばかりの新葉も、 芋虫毛虫がねらっています。