モクレン

太古(たいこ)のスタイルで(いま)生きる(いきる)(はな)大御所(おおごしょ)

特徴(とくちょう)

シモクレン((むらさき)木蓮(もくれん))とも呼ば(よば)れます。
中国(ちゅうごく)原産(げんさん)大昔(おおむかし)からある種類(しゅるい)()で、 公園(こうえん)庭園(ていえん)見かける(みかける)ことが出来(でき)ます。 (はる)咲く(さく)大きめ(おおきめ)華やか(はなやか)(あか)紫色(むらさきいろ)(はな)は、 遠く(とおく)からでも目立ち(めだち)ます。 (あき)熟す(じゅくす)実は(じつは)でこぼこしていてユニークです。

以下(いか)情報(じょうほう)は、 関東(かんとう)地方(ちほう)基準(きじゅん)にしています。 エリアによって1ヶ月(かげつ)くらいの()があります。

()(がた)

樹高(きだか)高く(たかく)ても6m程度(ていど)で、 ハクモクレンほど大きく(おおきく)はなりません。 2~4mの()多く(おおく)()られます。
庭木(にわき)としてよく植え(うえ)られます。

  • (えだ)少々(しょうしょう)うねりやすい
    写真(しゃしん) / 2021.4.9 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (かぶ)立ち(たち)仕立て(したて)()(がた)
    写真(しゃしん) / 2024.4.12 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 剪定(せんてい)すると垂直(すいちょく)伸び(のび)がちな(えだ)
    写真(しゃしん) / 2022.12.6 京都(きょうと)御苑(ぎょえん) MayaN

()

()交互(こうご)並び(ならび)、 サイズは8~20cmの厚め(あつめ)葉っぱ(はっぱ)です。
(えん)にギザギザはありません。

  • (さき)太く(ふとく)なり、 最後(さいご)はツンと尖る(とがる)()のふちは波打つ(なみうつ)
    写真(しゃしん) / 2022.4.25 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 目立た(めだた)ないが、 葉脈(ようみゃく)には()がある
    写真(しゃしん) / 2022.4.25 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 新芽(しんめ)長い(ながい)()目立つ(めだつ)
    写真(しゃしん) / 2022.4.8 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 葉っぱ(はっぱ)守る(まもる)(たく)()。 これがモクレン()特徴(とくちょう)
    写真(しゃしん) / 2020.3.31 minaei

(はな)

(はる)()より少し(すこし)早い(はやい)か、 同時に(どうじに)(はな)咲き(さき)ます。 6(まい)のへら(じょう)花びら(はなびら)(さき)丸く(まるく)なっています。
(はな)中心(ちゅうしん)にはたくさんのおしべとめしべがついた(ぼう)があります。 始め(はじめ)にめしべが開い(ひらい)て、 そのあと閉じ(とじ)て、 つけ根(つけね)のおしべが開き(ひらき)ます。
香り(かおり)はありますが、 (みつ)はありません。

  • (はな)(いろ)濃い(こい)ものや薄い(うすい)ものがある。 花びら(はなびら)内側(うちがわ)外側(そとがわ)でも(いろ)()さは様々(さまざま)
    写真(しゃしん) / 2022.4.8 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (めす)時期(じき)」から「(ゆう)時期(じき)」に変化(へんか)する(はな)
    これは雌しべ(めしべ)開い(ひらい)時期(じき)
    写真(しゃしん) / 2022.4.8 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 雄しべ(おしべ)開い(ひらい)ている時期(じき)
    写真(しゃしん) / 2022.4.8 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 外側(そとがわ)小さい(ちいさい)(はな)()(へん)が3(まい)付く(つく)
    写真(しゃしん) / 2022.4.8 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 花びら(はなびら)落ち(おち)(のち)見る(みる)構造(こうぞう)がわかりやすい。 (はな)中心(ちゅうしん)(じく)には外側(そとがわ)から順に(じゅんに)花びら(はなびら)雄しべ(おしべ)雌しべ(めしべ)螺旋(らせん)(じょう)付く(つく)
    写真(しゃしん) / 2022.4.9 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • 狂い咲き(くるいざき)をする(はな)見かける(みかける)こともある
    写真(しゃしん) / 2021.8.1 千葉(ちば)()(みどり)()昭和(しょうわ)(もり)公園(こうえん) MayaN

()

(ふくろ)(じょう)()集まっ(あつまっ)付き(つき)ます。 受粉(じゅふん)しなかった部分(ぶぶん)はふくらまないので、 実は(じつは)でこぼこしています。
熟す(じゅくす)紅色(こうしょく)になり、 (ちゅう)からオレンジ(しょく)(たね)()てきます。

  • 集合(しゅうごう)(はて)受粉(じゅふん)した部分(ぶぶん)がふくらむ
    写真(しゃしん) / 庭木(にわき)図鑑(ずかん)植木(うえき)ペディア

  • (はな)終り(おわり)上部(じょうぶ)雌しべ(めしべ)付い(つい)ていたところが膨らん(ふくらん)実に(じつに)なる
    写真(しゃしん) / 2021.4.9 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

(みき)

(みき)灰白色(かいはくしょく)樹皮(じゅひ)です。 (えだ)には一周(いっしゅう)まわる(たく)()(あと)があり、 これがモクレンの仲間(なかま)()特徴(とくちょう)です。

  • でこぼこがない平ら(たいら)樹皮(じゅひ)
    写真(しゃしん) / 2024.4.12 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

  • (たく)()(えだ)をぐるりと包む(つつむ)
    写真(しゃしん) / 2020.3.31 minaei

  • (たく)()取れ(とれ)て、 ぐるりと一周(いっしゅう)つながる(せん)ができる
    写真(しゃしん) / 2020.3.31 minaei

冬芽(とうが)

大きな(おおきな)花芽(かが)長め(ながめ)()に、 小さめ(ちいさめ)()()短い(みじかい)()におおわれています。 ハクモクレンよりも(さき)がとがり、 (もう)伏し(ふし)ているのですが、 はっきりと見分ける(みわける)ことは難し(むずかし)そうです。 ()(こん)の維管(たば)(こん)はたくさんあり、 ばらばらと散らばり(ちらばり)ます。

  • (さき)少し(すこし)細く(ほそく)なっている
    写真(しゃしん) / 2023.3.5 千葉(ちば)()(みどり)() MayaN

  • ふわふわの(かわ)(なん)(かい)脱い(ぬい)(はな)開く(ひらく)
    写真(しゃしん) / 2023.3.5 千葉(ちば)()(みどり)() MayaN

(ひと)との関わり(かかわり)

モクレンは中国(ちゅうごく)から平安(へいあん)時代(じだい)に、 (おも)薬用(やくよう)目的(もくてき)日本(にっぽん)持ち込ま(もちこま)れたと言わ(いわ)れています。

名前(なまえ)由来(ゆらい)

(むかし)(かん)(めい)の「()(らん)」からモクレンと呼ば(よば)れていたとされますが、 その後(そのご)(はな)がハスに()ていることから「木蓮(もくれん)」と表記(ひょうき)されるようになったと言わ(いわ)れます。

その他(そのた)情報(じょうほう)

・モクレンの仲間(なかま)(はな)は、 (めす)(せい)(さき)(じゅく)雌しべ(めしべ)熟し(じゅくし)(のち)雄しべ(おしべ)熟す(じゅくす))で同じ(おなじ)(はな)(なか)受粉(じゅふん)することを防い(ふせい)でいます。
・モクレンとハクモクレンの交雑(こうざつ)(しゅ)のソコベニハクモクレン(別名(べつめい) : サラサモクレン)など様々(さまざま)品種(ひんしゅ)があります。

  • モクレンとハクモクレンの交雑(こうざつ)(しゅ)
    写真(しゃしん) / 2024.3.27 茨城(いばらき)(けん)つくば() MayaN

  • モクレンとハクモクレンの交雑(こうざつ)(しゅ)(はな)
    写真(しゃしん) / 2024.3.27 茨城(いばらき)(けん)つくば() MayaN

性格(せいかく)

モクレンの仲間(なかま)は1(おく)(ねん)(まえ)ごろに生まれ(うまれ)たのではないかと言わ(いわ)れています。 モクレンは(いま)合わせる(あわせる)ことなく、 はるか(むかし)のスタイルで暮らし(くらし)ています。 そもそもモクレンの仲間(なかま)は、 地球(ちきゅう)(じょう)初めて(はじめて)現れ(あらわれ)(はな)らしい(はな)だったのかもしれません。 革命(かくめい)(てき)誕生(たんじょう)だったのではないでしょうか?モクレンには(はな)大御所(おおごしょ)のような貫録(かんろく)があります。

  • (いち)(おく)(ねん)(まえ)新しかっ(あたらしかっ)(はな)
    写真(しゃしん) / 2021.4.9 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN

体験(たいけん)遊び(あそび)

(はな)咲い(さい)たら香り(かおり)嗅い(かい)でみたり、 めしべやおしべがひらく様子(ようす)観察(かんさつ)をしてみましょう。 (はな)最初(さいしょ)はめしべが開き(ひらき)ますが、 交代(こうたい)するようにめしべは閉じ(とじ)、 おしべが開き(ひらき)ます。 (はな)にはどんな生き物(いきもの)がやってくるのかも観察(かんさつ)してみましょう。

  • めしべが閉じ(とじ)ておしべが開く(ひらく)(ゆう)時期(じき)」の(はな)
    写真(しゃしん) / 2024.4.12 千葉(ちば)()美浜(みはま)() MayaN