ベニシダレ

紅色の花のしだれ桜

特徴

シダレザクラの中で、 花や萼のより色の濃い木が「ベニシダレ」と呼ばれています。 有名な木に天然記念物の「三春滝桜」があります。

葉・花・幹・冬芽などの特徴はシダレザクラ参照

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

人との関わり

古くから人々を魅了してきたベニシダレですが、 接ぎ木苗だけでなく実生苗も流通しているので、 ピンク色の濃さは一律ではありません。
有名な三春滝桜の実生苗の花は微妙な色合いの個体となりシダレザクラとベニシダレのどちらともいえないものもあります。

  • 三春滝桜はサクラの木で初めて国の天然記念物に指定された
    写真 / 2023.4.9 福島県三春町 辰野勇

名前の由来

シダレザクラの中でも蕚の色が濃く、 花びらも淡いピンク色であることに由ります。

見られる場所

執筆協力 : 石井誠治