手賀沼自然ふれあい緑道

ネムノキ

夜眠る木

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特徴

葉が夜になると閉じます。 初夏にピンクの涼しげな花を咲かせます。

以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。

樹形

木の一番上が広がる樹形をしています。

  • 写真 / MayaN

夜になると葉を閉じます。

  • 鳥の羽のような葉
    写真 / EijiI

  • 夜閉じた葉
    写真 / MayaN

花は毎日夕方に新しく咲き、 1日でしぼみます。 糸が集まったようなピンク色の花です。 糸のように見えるのは雄しべです。 甘い香りがします。

  • 夕方に咲き始める花は涼しげ
    写真 / MayaN

  • じつは筒の根元が太い花にだけ蜜が入っている→蜜の量を節約する戦略
    写真 / MayaN

ネムノキは豆の仲間の木なので実は豆のさや型です。 葉が枯れた後もずっと木に残っています。

  • 写真 / MasakoT

  • 写真 / MayaN

幹・枝

  • 写真 / MayaN

冬芽・葉痕

葉痕の中に冬芽があり(「隠芽」いんが)、 葉痕の上のポチッとした小さな芽は副芽であるといわれています。 葉痕の維管束痕は3つで、 お顔に見えます。

  • お顔に亀裂が。 お顔の中から芽が出てくるのかな?
    写真 / MasakoT

  • 副芽がふくらんできて、 お顔に亀裂が入った
    写真 / Tamacha

  • やはり副芽がふくらんできて、 お顔に亀裂がぁ!
    写真 / Tamacha

名前の由来

夜、 葉が閉じることから「眠る木」→「ネムノキ」と呼ばれるようになりました。

関わりが深い生き物

花には、 アゲハチョウの仲間やスズメガの仲間がやって来て、 飛びながら蜜を吸います。
オオクモヘリカメムシはネムノキが大好きです。
トモエガの仲間(カキバトモエ、 ハグルマトモエ、 オスグロトモエなど)の大きな幼虫が葉や幹にいることがあります。

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