「ヒメ」とつきますが、 高さ10mほどまで大きくなります。 大きめの葉が枝先にかたまってつき、 もっさりした樹形になります。
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特徴
ユズリハに似ていますが、 葉が小ぶりで名の由来にもなっています。 まとまりのある樹形が好まれて庭木や公園樹として用いられます。
以下の情報は、 関東地方を基準にしています。 エリアによって1ヶ月くらいの差があります。
Peak Season
Blossom
Leaf
Fruit
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| 見頃 |
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| 花 |
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| 葉 |
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| 実 |
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高さ
高木 (10~30m)
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花の性別
雌雄異株
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分布本州(福島県以西)・四国・九州・琉球・台湾 |
生息地照葉樹林内、 関東地方では海沿いに多い |
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分布本州(福島県以西)・四国・九州・琉球・台湾 |
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生息地照葉樹林内、 関東地方では海沿いに多い |
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学名Daphniphyllum teijsmannii |
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樹形
葉
長さ6~12㎝の細い卵形でユズリハよりやや細くて小さい葉っぱです。 網状の脈がハッキリしているのが特徴です。
花
初夏に紫色の雄花と緑色の雌花が別々の木に咲きます。
実
冬の寒い時期に、 黒っぽくて丸い実が上を向いてつきます。
幹・枝
若い枝は緑色です。 古い枝は葉痕が目立ちます。
冬芽・葉痕
ポチッとした丸い芽です。 枝先の芽は、 小さな葉の柄が変化したたくさんの芽鱗に包まれます。 枝先より下の葉痕は丸くて大きく、 維管束痕は3つで眠っているようなお顔に見えます。
人との関わり
庭木や公園樹として植えられます。
名前の由来
ユズリハより葉が小さいので「ヒメ」とつけられました。
その他の情報
ヒメユズリハとユズリハの違いを、 葉の裏から見た葉脈・雄花の萼片の有無・実のつき方で比較してみます。
●ヒメユズリハは迷路のような網目状の葉脈が目立ちますが、 ユズリハの葉裏は白っぽくて葉脈の網目はあまり細かくありません。
●ヒメユズリハの雄花には萼片がありますが、 ユズリハの雄花には萼片がありません。
●実は、 ヒメユズリハではピンと上を向いてつきますが、 ユズリハでは下へジャラジャラと垂れ下がります。
